初任者研修は、正式には「介護職員初任者研修」といい、介護職として働く上で欠かせない、基礎的な知識や技術を学ぶための入門資格です。
介護職の入門資格であるため、介護職未経験の方を含む多くの方が、最初に取得する資格として選んでいます。
初めての資格を取得するにあたって、資格を取得するまでのスケジュール、学習時間など、不安なことやわからないことがたくさんあることでしょう。
今回は、初任者研修取得を目指している方に向けて、取得までの詳しいスケジュールを紹介します。
初任者研修のカリキュラム
まずは、初任者研修で学ぶ内容を紹介していきます。
科目は全部で10科目あり、科目によっては家で学習する通信学習が可能です。
初任者研修で学ぶ10科目は、以下の通りです。
- 職務の理解
- 介護における尊厳の保持・自立支援
- 介護の基本
- 介護・福祉サービスの理解と医療の連携
- 介護におけるコミュニケーション技術
- 老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- こころとからだのしくみと生活支援技術
- 振り返り
初任者研修を修了するまでの期間はどのくらい?
初任者研修を取得するには、130時間の研修期間を修了する必要があります。
受講しなくてはいけない130時間を、どのくらいの頻度で受講するかによって、初任者研修を修了する時間は変わっていきます。
また、講座の開講日はスクールによって異なるため、事前に確認することが必要です。
例えば、週に4回の頻度で研修を受講することができれば、約1ヶ月で修了することができます。
また、週に1回の頻度で研修を受講する場合は、修了するまでに約4ヶ月かかります。
初任者研修を修了するまでのスケジュール
初任者研修の申し込みから、修了するまでのスケジュールは以下の通りです。
- 初任者研修への受講申し込み
- 教材を受け取る
- 学習期間(通学コース、または通学+通信コース)
- 修了試験
- 初任者研修修了
受講期間
初任者研修の受講期間は地域やスクールによって異なりますが、年間を通して毎月開催されているため、基本的にはいつでも受講が可能です。
毎月開催されているため、学校を卒業したら、転職をする前に、お仕事が落ち着いたら…など自分の受講したい時期に受講することができます。
また、スクールによっては、夜間帯に受講できる「夜間コース」などもあるため、学校に通いながら、または仕事をしながら受講することも可能です。
自分で選べる初任者研修の学習コース
初任者研修は「通学コース」と「通学+通信コース」の2種類が存在しています。
完全に通信コースだけでは初任者研修を習得することはできず、一部の科目を通学をする必要があります。
通学コース
通学コースは、130時間のすべての科目をスクールに通って受講するコースです。
毎回スクールに足を運ばなくてはいけないため、週に3回〜4回受講する方は、特にハードなスケジュールになってしまいますが「最短で資格を取得できる」ことに加え「講師から直接指導を受けられる」「難しい内容があっても直接講師に質問できる」など、さまざまなメリットが存在します。
通学+通信コース
通学+通信コースは、自宅で学習できる「通信」と、スクールで講座を受講する「通学」を合わせたコースです。
130時間のうち、89時間30分を通学し、40時間30分を通信で学習することができます。
通信コースでは、テキストを使って自分のペースで学習していきます。
各段階で出される課題を行います。課題の提出方法は郵送やFAX、または通学する際に提出する方法があります。
初任者研修の難易度
初任者研修の修了試験は、すべてのカリキュラムを終了したあと約1時間で実施され、合格点は100点満点中70点以上です。
合格率は90%以上とかなり高く、介護の資格の中でも比較的取得しやすい資格の1つです。
また、初任者研修の修了試験に落ちた場合は、合格するまで何度でも追試験や再試験に受験することができます。
そのため、基本的には初任者研修を受講している全員が合格をし、資格を取得しています。
初任者研修修了試験に合格するコツ
次に、初任者研修の修了試験を受験する際に、気を付けておくべきことや合格するコツを紹介します。
課題やレポートを復習する
初任者研修の修了試験の問題は、課題や授業の内容から出題されます。そのため、授業中に「ここは重要」と言われたところは、必ずメモを取りましょう。
重要な点は覚えるまで復習を繰り返すことで、確実に合格する確率が上がります。
勉強時間を確保する
初任者研修を受講する方は、働きながら受講する人・学校に通いながら受講する人・子育てをしながら受講する人と、さまざまな方がいらっしゃることでしょう。
仕事をしている方や学校に通っている方は、休みの日に講義を受け、空いた時間に勉強をする必要があります。
また、子育てをしている方も、通学でスクールに通い、空いた時間に勉強をする必要があります。
いずれにしても、本業と両立しながら勉強をする必要がありますので、初任者研修の修了試験に向けて余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
問題集を解く
テキストの復習が終わったら、実際に模擬試験にチャレンジしてみたり、本屋さんで問題集を購入し、問題を解いたりしてみましょう。
いきなり試験を受けてしまうと、試験中に戸惑ってしまったり、焦ってしまったりする可能性があります。
また、問題集を解くことで、自分の苦手な科目や問題を把握することができます。
苦手な科目や問題を克服していくことで、確実に合格点を狙うことができるので、ぜひ問題集を解いてみてください。
初任者研修は、介護職への入口
初任者研修を修了せずに未経験で介護職に就くことは可能ですが、実際に現場に出た際に、利用者さんの求めることがわからず不安になってしまったり、戸惑ってしまったりする場合があります。
初任者研修を修了すれば、基礎的な知識を得ることができ、業務への不安を減らせます。
業務への不安をなくすためにも、初任者研修を取得し、利用者さんと素晴らしい信頼関係を築いていきましょう!
土屋ケアカレッジでは、最短1ヶ月で初任者研修を取得することが可能です。
また、初任者研修講座の受講料割引キャンペーンも行っています。
初任者研修の受講を検討している方は、ぜひ土屋カレッジで資格の取得を目指してみませんか?
土屋ケアカレッジでは、これから介護の基本を学び知識、技術を身につけたいという方を全力でサポートいたします!
初任者研修の受講をお得に受けれるキャンペーンも是非ご利用ください!
また、介護の基本から応用まで一気に修得したい方には『初任者研修+実務者研修セット割』をご用意しました!
実務者研修では医療的ケアの基本まで学べ、より早くスキルアップできます。
最短4ヶ月で取得できますので、将来的にサービス提供責任者や介護福祉士を目指される方はにはおすすめです!