重度訪問介護従業者養成研修 統合課程とは?
自治体から障害支援区分4~6の認定を受けている「重度障害者」のご自宅での生活をお手伝いする「重度訪問介護」というサービスで仕事をするために必要な資格研修の一つです。
最短3日間で資格を取得することができ、障害福祉の考え方、歴史から介護の実技また喀痰吸引(第3号研修)、経管栄養等の医療的ケアの実技等を学ぶことができ、介護経験者の方でも自身のステップアップとして取得される方もいる資格です。

この資格の特長

最短3日間で取得可能
重度訪問介護で働くための必須資格に加え、喀痰吸引(第3号研修)、経管栄養等の研修(第3号研修の基本研修)が「統合」された資格です!
最短3日間で取得できるのでなるべく早く働きたいという方には最も効率的でおすすめの資格です

全国どこでも使える資格
喀痰吸引(第3号研修)、経管栄養等の医療的ケアが必要なクライアントの重度訪問介護支援に入るならとても重宝される資格です。
履歴書に記載できる資格であり、全国どこでも使える資格です

スキルアップとしてもおすすめ
「四肢麻痺」の方を想定した実技や医療的ケアの演習は高齢者介護の資格(初任者研修や実務者研修)とは注意点が異なるところも多く、介護経験者の方でも自身のスキルアップとして受講される方も多いです。
「高齢者介護」と「障がい者介護」の違い等も勉強できます!
受講料


受講カリキュラム (関西校の場合)
※教室ごとに開校曜日、カリキュラムが一部異なります。
※ご希望の受講教室毎に担当がご案内いたします。
1日目
オンライン
「重度の肢体不自由者の地域生活等に関する講義」
9:00-9:30 ・オリエンテーション
9:30 – 11:30
(2時間)
・障害者(児)福祉の背景と動向
・障害者自立支援制度の種類、内容その役割
・重度訪問介護の制度とサービス
・重度訪問介護利用者の障害・疾病、心理、地域生活、社会生活についての理解
・福祉業務従事者としての倫理
・居宅介護においてとるべき基本態度
・利用者の人権
「基礎的な介護技術に関する講義」
11:40 – 12:40
(1時間)
・介護の目的、機能と基本原則 ・介護ニーズと基本的対応
・福祉用具の基本知識と活用等についての理解

「コミュニケーションの技術に関する講義」
13:30 – 15:30
(2時間)
・言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションについての理解
・意思疎通に著しい困難を有する重度の肢体不自由者とのコミュニケーション方法についての理解
「喀痰吸引を必要とする重度障害者の障害と支援に関する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義」
15:40 – 17:10
(1.5時間)
・呼吸について
・呼吸異常時の症状、緊急時対応
・人工呼吸器に係る緊急時対応
・人工呼吸器について
・喀痰吸引(第3号研修)概説・口腔内、鼻腔内、気管カニューレ
内部の吸引
・喀痰吸引(第3号研修)のリスク、中止要件、緊急時対応・喀痰吸引(第3号研修)の手順、留意点 等
「経管栄養を必要とする重度障害者の障害と支援に関する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義」
17:20 – 18:50
(1.5時間)
・健康状態の把握・食と排泄(消化)について
・経管栄養概説・胃ろう(腸ろう)と経鼻経管栄養
・経管栄養のリスク、中止要件、緊急時対応・経管栄養の手順、留意点 等
2日目
通学
「喀痰吸引を必要とする重度障害者の障害と支援に関する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義」
9:00 – 10:30
(1.5時間)
・呼吸について・呼吸異常時の症状、緊急時対応
・人工呼吸器に係る緊急時対応・人工呼吸器について
・喀痰吸引(第3号研修)概説
・口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部の吸引
・喀痰吸引(第3号研修)のリスク、中止要件、緊急時対応
・喀痰吸引(第3号研修)の手順、留意点 等

「経管栄養を必要とする重度障害者の障害と支援に関する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義」
10:40 – 12:10
(1.5時間)
・健康状態の把握
・食と排泄(消化)について・経管栄養概説
・胃ろう(腸ろう)と経鼻経管栄養
・経管栄養のリスク、中止要件、緊急時対応
・経管栄養の手順、留意点 等
「喀痰吸引等に関する演習」
12:20 – 13:20
(1時間)
・口腔内の喀痰吸引(第3号研修)
・鼻腔内の喀痰吸引(第3号研修)
・気管カニューレ内部の喀痰吸引(第3号研修)
・胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
・経鼻経管栄養
「基礎的な介護と重度の肢体不自由者とのコミュニケーションの技術に関する実習」
14:00 – 17:00
(3時間)
・重度の肢体不自由者への介護の際の留意が必要
な 支援技術についての理解
・重度の肢体不自由者とのコミュニケーション
方法及び その技術についての理解
※基本介護技術を含めて、3時間のうち2.5時間を
超えない範囲で、基礎的な介護技術に
ついての演習に代えることができる。
「外出時の介護技術に関する実習」する講義」
17:10 – 19:10
(2時間)
・外出時の付き添い方法についての理解
・介護の際に留意が必要な支援技術の習得
※2時間のうち1時間を超えない範囲で、外出時の
介護技術についての演習に代えることができる。
「筆記試験」
19:20 – 19:50
(0.5時間)
択一式

3日目
実習
「重度の肢体不自由者の介護サービス提供現場での実習」
実習先の都合による
・指定重度訪問介護における実習
・重度の肢体不自由者の介護を体験
※在宅等で生活する障害程度区分5又は6である肢体不自由者に対する介護サービス提供現場(1か所以 上)で実習を行う。
※医療的ケアを行うには、別途実地研修が必要です。(本研修に実地研修は含まれません)
実地研修
「重度の肢体不自由者の介護サービス提供現場での実習」
重度訪問介護従業者養成研修統合課程に含まれているのは医療的ケア資格の「3号研修の基本研修」までであり、実際にクライアントに医療的ケア(喀痰吸引(第3号研修)、経管栄養)を行うためには、看護師の指導のもとで実際にそのクライアントに医療的ケアを実施してテストしてもらうという「3号研修の実地研修」が必要となります。
土屋ケアカレッジでは「実地研修」についてもご相談を受け付けておりますので、ご不明点につきましては土屋ケアカレッジまでお問合せください!
※医療的ケアを行うには、別途実地研修が必要です。(本研修に実地研修は含まれません)

よくあるご質問
- 重度訪問介護従業者養成研修 統合課程とはなんですか?
-
統合課程とは重度訪問介護従業者養成研修とは重度障害を持たれている方(区分4〜6)の支援、また重度な知的障害、精神障害の日常的な支援が必要な方に対して介護サービスを提供する時に必要な資格となります。 研修には基礎課程、追加課程とあり、プラス喀痰吸引(第3号研修)等の医療的ケアが出来る3号研修の基本研修が統合されております。 ①基礎課程:障害支援区分4まで ②追加課程:区分6まで ③3号研修の基本研修 (介護技術・喀痰吸引(第3号研修)、経管栄養等の医療的ケアシュミレーション実技)
- 介護の実務経験や資格がなくても受講できますか?
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はい。受講資格もございませんし、介護未経験の方でも受講できます。 初任者研修など資格が無くても、統合課程を修了され、重度訪問介護の現場でお仕事されている方もいます。 ※高齢者の訪問介護をはじめ介護保険を利用される支援には初任者研修の資格が必要となります。詳しくは初任者研修ページをご覧ください。
- 学歴や経験など何か受講資格は必要でしょうか?
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いいえ。学歴や経験、受講資格は必要ございません。
- 受講期間はどのくらいで資格取得できますか?
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統合課程の受講期間は最短3日となります。 1日目 オンライン受講(ご自宅もしくは弊社研修会場) 2日目 研修会場に通学 介護技術、医療的ケア実技 3日目 (第2、4金曜日)サービス提供現場での実習
※エリアによって異なります。
- 外国籍でも受講は可能ですか?
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受講のための国籍の条件はありませんが、講義や試験が日本語で行われますので日本語のスキルは必要になります。
- 受講に際して年齢制限はありますか?
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統合課程の受講可能な年齢制限は16歳以上となっています。 ただし就業される際、夜勤現場に関しては18歳以上となりますので詳しくは就業先でご確認下さい。
- 通信のみの受講は可能ですか?
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申し訳ございません。通信のみの受講プランはございません。 通信(オンライン受講)は1日目のみとなります。
- 法人での申し込みは可能でしょうか?
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はい。もちろん可能です。 法人様でのお申込みの場合、法人割もございますので、お問い合わせください。
- 教材はいつ頃手元に届きますか?
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申し込み後、ご入金の確認が出来しだい発送いたします。
- 通信(オンライン受講)はパソコン、インターネット環境が必要でしょうか?
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オンライン受講はZOOMを利用しておりますので、パソコンをお持ちであればなお良いですがスマホでも受講は可能です。 ただし、途中で落ちますと受講出来ませんのでWi-Fiなど通信環境にはお気をつけください。
- 病気や自己都合でしばらく受講できなくなった場合は?
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毎週水、木、第2、4金曜日に開講しておりますので、振替受講は可能です。 ※エリアにより開講曜日やカリキュラムが違うところもございますので担当者にご確認下さい。 なお、振替受講は可能ですが、1日目〜3日目の順番変更はできませんのでその点はご注意ください。
- 修了試験が不合格の場合どうなりますか?
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ご安心ください。全員が合格できるテストですので、余程のことがない限り合格できます。万が一合格点にみたいない場合も、もう一度おさらいし修了できるようサポートします。
- 修了証は県外でも通用しますか?
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重度訪問介護従業者は厚生労働省の指針に基づき、各都道府県の実施要項を満たした講習となります。 修了すれば全国どこでも通用します。
- 修了後、お仕事の紹介はしてもらえますか?
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はい。修了後、就職のご案内もさせて頂いております。 またキャッシュバック制度もございますので詳しくはお問い合わせ下さい。