重度訪問介護従業者養成研修 統合課程は、重度の障害がある方の在宅生活を支える「重度訪問介護」で働くために必要な研修のひとつです。土屋ケアカレッジでは、この統合課程を開講しています。
この研修では、障害福祉の考え方や歴史、介護の実技に加えて、喀痰吸引(第3号研修)や経管栄養などの医療的ケアの基礎まで学べます。介護が未経験の方はもちろん、すでに現場で働いている方がステップアップとして受講するケースもあります。
- 重度訪問介護に必要な知識・技術と、医療的ケア(第3号研修の基本研修)をまとめて学べます
- 受講資格はなく、未経験・無資格からでも受講できます
- 最短3日間の研修日数で修了を目指せます(1日目オンライン・2日目通学・3日目実習)
受講料30,000円(税込・テキスト代・保険料込)/最短3日間
重度訪問介護従業者養成研修 統合課程とは
統合課程は、重度訪問介護で働くために必要な「基礎課程」「追加課程」に、喀痰吸引・経管栄養などの医療的ケア(第3号研修の基本研修)を加えてまとめて学べる研修です。
重度訪問介護は、自治体から障害支援区分4〜6の認定を受けている重度障害のある方の自宅を訪問し、日常生活をお手伝いするサービスです。このサービスで働くために必要な研修が、重度訪問介護従業者養成研修です。
重度訪問介護従業者養成研修には、基礎課程・追加課程・統合課程・行動障害支援課程の4つの課程があります。土屋ケアカレッジでは、このうち基礎課程・追加課程に医療的ケア(第3号研修の基本研修)を加えた「統合課程」を実施しています。統合課程を修了すると、より重度の方(障害支援区分6)の支援まで対応できるようになります。
統合課程に含まれる内容
統合課程は、次の3つをまとめた研修として行われます。
| 含まれる課程 | 学ぶ内容 |
|---|---|
| 基礎課程 | 重度訪問介護の基本的な知識・技術 |
| 追加課程 | より重度の方(区分6)の支援に必要な知識・技術 |
| 第3号研修の基本研修 | 喀痰吸引・経管栄養などの医療的ケアの講義・演習(基本研修部分) |
統合課程を学ぶメリット
重度訪問介護に必要な資格研修と、医療的ケアの基本研修を短期間でまとめて学べるのが、統合課程の特長です。
短期間で学べる
統合課程は、重度訪問介護で働くために必要な内容と、喀痰吸引(第3号研修)・経管栄養の基本研修が一つにまとまった研修です。研修日数は最短3日間で、なるべく早く働きたい方にも学びやすい構成になっています。
修了証は全国で通用する
喀痰吸引(第3号研修)や経管栄養などの医療的ケアを必要とする方の重度訪問介護支援では、統合課程の学びが役立ちます。重度訪問介護従業者養成研修は厚生労働省の指針に基づき、各都道府県の実施要項を満たして行われる研修です。修了すれば、その修了証は全国で通用します。履歴書にも記載できます。
介護経験者のスキルアップにもおすすめ
四肢麻痺のある方を想定した実技や医療的ケアの演習は、高齢者介護の研修(初任者研修や実務者研修)とは注意点が異なる部分も多くあります。そのため、介護経験者の方がスキルアップとして受講するケースも少なくありません。「高齢者介護」と「障がい者介護」の違いも学べます。
高齢者介護の資格については、実務者研修のページもあわせてご覧ください。
受講料
統合課程の受講料は30,000円(税込)です。テキスト代と傷害・賠償保険料が含まれています。
受講料には研修に必要なテキスト代や保険料が含まれているため、追加でかかる費用の心配なく受講いただけます。教育訓練給付金の対象や、修了後の就業に関する制度については、教室の担当までお気軽にお問い合わせください。
カリキュラム(関西校の例)
統合課程は、1日目のオンライン講義、2日目の通学(講義・演習)、3日目の現場実習という3日間の構成で学びます。
研修日数は最短3日間ですが、1日目から3日目の実習までは原則2か月以内に修了する必要があります。都合のよい日程で受講を進められます。なお、開講曜日やカリキュラムは教室ごとに一部異なりますので、詳しくは希望する教室の担当がご案内します。
1日目:オンライン(講義)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00–9:30 | オリエンテーション |
| 9:30–11:30(2時間) | 重度の肢体不自由者の地域生活等に関する講義(障害者福祉の背景と動向、重度訪問介護の制度とサービス、利用者の理解、職業倫理、基本態度、人権 など) |
| 11:40–12:40(1時間) | 基礎的な介護技術に関する講義(介護の目的・機能・基本原則、福祉用具の基本知識と活用 など) |
| 13:30–15:30(2時間) | コミュニケーションの技術に関する講義(言語・非言語コミュニケーション、重度の肢体不自由者との意思疎通 など) |
| 15:40–17:10(1.5時間) | 喀痰吸引を必要とする重度障害者の障害と支援・緊急時対応の講義(呼吸、人工呼吸器、喀痰吸引の概説・リスク・手順・留意点 など) |
| 17:20–18:50(1.5時間) | 経管栄養を必要とする重度障害者の障害と支援・緊急時対応の講義(健康状態の把握、経管栄養の概説・リスク・手順・留意点 など) |
2日目:通学(講義・演習・実習・筆記試験)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00–10:30(1.5時間) | 喀痰吸引を必要とする重度障害者の障害と支援・緊急時対応の講義 |
| 10:40–12:10(1.5時間) | 経管栄養を必要とする重度障害者の障害と支援・緊急時対応の講義 |
| 12:20–13:20(1時間) | 喀痰吸引等に関する演習(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろう・腸ろう・経鼻の経管栄養) |
| 14:00–17:00(3時間) | 基礎的な介護と重度の肢体不自由者とのコミュニケーションの技術に関する実習 |
| 17:10–19:10(2時間) | 外出時の介護技術に関する実習 |
| 19:20–19:50(0.5時間) | 筆記試験(択一式) |
3日目:現場実習
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 実習先の都合による | 重度の肢体不自由者の介護サービス提供現場での実習(障害支援区分5または6の方への介護を、指定重度訪問介護の現場1か所以上で体験) |
※開講曜日・カリキュラムは教室ごとに一部異なります。最新の日程は希望する教室の担当がご案内します。
修了後、医療的ケアを現場で行うには
統合課程を修了しただけでは、現場で喀痰吸引や経管栄養を行うことはできません。統合課程に含まれるのは、医療的ケア(第3号研修)の「基本研修」にあたる講義・演習の部分までです。実際にクライアントに医療的ケアを行うには、修了後にいくつかのステップが必要になります。
- 統合課程(第3号研修の基本研修にあたる部分)を修了する
喀痰吸引・経管栄養の講義と演習を学びます。 - 実地研修を受ける
看護師などの指導のもと、実際に支援する特定の利用者に対して医療的ケアを実施し、評価を受けます。本研修に実地研修は含まれません。 - 都道府県に「認定特定行為業務従事者」として登録する
実地研修の修了後、都道府県へ申請し、認定証の交付を受けます。 - 勤務先が「登録特定行為事業者」であること
実際に医療的ケアを提供できるのは、勤務先が登録特定行為事業者として登録された事業所内に限られます。
第3号研修は、特定の利用者を対象とした医療的ケアを学ぶ研修です。「統合課程を修了すれば、すぐに医療的ケアができる」というものではなく、修了はそのための出発点になります。
土屋ケアカレッジでは、実地研修についてのご相談も受け付けています。修了後の流れについてご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
介護の実務経験や資格がなくても受講できますか?
はい。受講資格はなく、介護が未経験の方でも受講できます。初任者研修などの資格がなくても、統合課程を修了して重度訪問介護の現場で働いている方もいます。なお、高齢者の訪問介護など介護保険を利用する支援には初任者研修以上の修了が必要です。
受講期間はどのくらいですか?
研修日数は最短3日です。1日目はオンライン受講(ご自宅または研修会場)、2日目は研修会場に通学して介護技術・医療的ケアの実技、3日目はサービス提供現場での実習です。1日目から3日目の実習までは、原則2か月以内に修了していただきます。日程はエリアによって異なります。
年齢制限はありますか?
受講できるのは16歳以上です。ただし就業される際、夜勤の現場については18歳以上となりますので、詳しくは就業先でご確認ください。
通信(オンライン)だけで受講できますか?
通信のみの受講プランはございません。オンライン受講は1日目のみで、2日目は通学、3日目は現場実習となります。オンライン受講はZOOMを利用し、スマホでも受講できますが、通信環境が安定した状態でご受講ください。
病気や自己都合で受講できない日ができた場合は?
振替受講が可能です。毎週水・木曜と第2・4金曜に開講しており、ご都合に合わせて別の日程で受講いただけます。なお、1日目から3日目までの順番を入れ替えることはできません。開講曜日やカリキュラムはエリアにより異なる場合がありますので、担当者にご確認ください。
教材はいつ頃届きますか?
お申し込み後、ご入金の確認ができしだい発送いたします。
法人での申し込みはできますか?
はい、可能です。法人でのお申し込みには法人割もございますので、お問い合わせください。
外国籍でも受講できますか?
国籍による受講条件はありません。ただし講義や試験は日本語で行われるため、日本語のスキルが必要です。
修了試験に合格できるか不安です。
修了に向けて、しっかりサポートします。万が一、修了の基準に届かなかった場合も、もう一度おさらいして修了を目指せるようフォローしますので、ご安心ください。
修了証は県外でも通用しますか?
はい。重度訪問介護従業者養成研修は厚生労働省の指針に基づき、各都道府県の実施要項を満たして行われる研修です。修了すれば、その修了証は全国で通用します。
修了後、仕事の紹介はしてもらえますか?
はい。修了後の就職のご案内もしています。詳しくはお問い合わせください。
まとめ:統合課程で重度訪問介護と医療的ケアの基礎を学ぼう
重度訪問介護従業者養成研修 統合課程は、重度訪問介護に必要な知識・技術と、喀痰吸引・経管栄養などの医療的ケア(第3号研修の基本研修)を、最短3日間でまとめて学べる研修です。受講資格はなく、未経験・無資格からでも受講できます。
医療的ケアを現場で実施するには、修了後に実地研修や都道府県への登録などのステップが必要ですが、その第一歩となるのが統合課程です。土屋ケアカレッジで、重度の障害がある方を支えるための知識と技術を学んでいきましょう。

