喀痰吸引等研修(特定の者対象)・第3号研修

喀痰吸引等研修(特定の者対象)・第3号研修

たんの吸引や経管栄養は医行為にあたり、医師や看護師等しか認められていませんでしたが、
平成24年4月から一定の研修を受けた介護職員等においては、一定の条件の下でたんの吸引、経管栄養の行為を実施できることとなりました。

たんの吸引と経管栄養

「介護職員等の喀痰吸引等研修(特定の者対象)・第3号研修」はこの一定の研修の一つであり、
この資格を取ることによって介護職員が医療的ケアを必要とするクライアントに対してたんの吸引や経管栄養の行為を実施することができるようになります。

1号2号ではなく3号を取る理由

喀痰吸引等研修には1号2号3号の3種類があります。
1号2号は基本研修(講義時間50時間、演習は各行為5回以上)、実地研修は各行為20回以上(口腔吸引は10回以上)と、多くの時間と費用(6万円~15万円)がかかります。

それに対して3号は講義と演習で合わせて9時間、実地研修は最短で1日、長くでも3日程度で終わり、費用も安く抑えられています。
以上のことから3号研修に興味を持たれる方が増えています。

この資格の特長

  • 最短2日間で取得可能です!
  • 医療的ケアができる介護職員は不足しているため、重宝される資格です!
  • 全国で取得可能!

受講料

基本研修受講料 22,000円(テキスト代含む、税込)

※医療的ケアを行うには別途実地研修が必要です。(実地研修 11,000円)
※基本研修修了証を発行いたします。

第3号研修受講希望の方へ

第3号研修の受講には、原則として医療的ケアを必要とするクライアント(利用者)が確定していることや、指導ができる連携訪問看護事業所が確定していることが必要となります。

第3号研修は「基本研修+実地研修」の受講が基本となっています。

「基本研修」のみの受講を希望される場合は、お申込みフォーム送信後に運営スタッフより、状況やご事情等についてヒアリングさせていただく場合がございます。

受講カリキュラム

  • 基本研修
  • 講義8時間+各行為のシュミレーター演習1時間+筆記試験
科目内容時間数
●重度障がい児・者等の
地域生活等に関する講義
・障害者総合支援法と関係法規
・利用可能な制度
・重度障がい児(者) 等の地域生活 等
●喀痰吸引等を必要とする重度障がい児・
者等の障がい及び支援に関する講義
●緊急時の対応及び危険防止に関する講
・呼吸について
・呼吸異常時の症状、緊急時対応
・人工呼吸器について
・人工呼吸器に係る緊急時対応
・喀痰吸引概説
・口腔内、鼻腔内、 気管カニューレ内部の吸引
・喀痰吸引のリスク、中止要件、緊急時対応
・喀痰吸引の手順、留意点等
・健康状態の把握
・食と排泄(消化) について
・経管栄養概說
・胃ろう ( 腸ろう) と経鼻経管栄養
・経管栄養のリスク、 中止要件、緊急時対応
・経管栄養の手順、 留意点等
喀痰吸引等に関する演習・口腔内の喀痰吸引
・鼻腔内の喀痰吸引
・気管カニューレ内部の喀痰吸引
・胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
・経鼻経管栄養
実地研修(特定の者に対して必要な行為について実施)実地研修の前に基本研修 (現場演習)を実施
について実施)
指導者による評価により問題がないと判断されるまで実施

土屋ケアカレッジが選ばれる理由

介護職による医療的ケア提供の実績・ノウハウは全国第一位の水準

運営母体である㈱土屋(ホームケア土屋)は、支援を求める全ての人たちにケアサービスを行き渡らせることをミッションにかかげ、日本全国での重度訪問介護の提供実績No.1の会社です。

なかでも医療的ケアがあるために支援を受けられず困っている方を積極的に支援しているため、たくさんの経験とノウハウを持っています。
土屋ケアカレッジでは、このノウハウを惜しみなくお伝えしています。
この経験・ノウハウを吸収できることがうれしいとお言葉をいただいております。

少人数授業

医療的ケアを短期間で習得することは誰にも不安があります。
土屋ケアカレッジでは少人数授業にすることで、授業が聞きやすく、また質問がしやすい環境を作っています。
演習に関しても少人数のため繰り返し行うことができ、受講生の方にも不安を解消していただいています。

まとめ

たんの吸引や経管栄養は今後も増えていくことが予想されます。
そのため喀痰吸引等研修第3号研修を取得しておくと、仕事の幅が広がり、転職が有利になり、待遇面のアップも期待できます。
是非この機会に喀痰吸引等研修第3号研修を取得して、支援が受けられずに困っている方を一緒に支えていきましょう。