初任者研修は意味がない資格って本当?意味がないと言われる理由と真相を解説

介護職の入門資格といわれる「介護職員初任者研修」

介護職として働く上で必要不可欠な知識を学べる介護職初任者研修は、これから介護職としてのキャリア形成を考えている方に、大人気の研修資格です。

しかし「初任者研修は取得しても意味がない」という声も上がっています。

今後介護士として活躍していきたい人は、資格についてしっかりと理解を深めた上で資格取得を目指したいですよね。

そこで今回は、本当に初任者研修の資格は意味がないのか、という疑問に答えながら、意味がないと言われる理由について解説していきます。

初任者研修は取得しても意味がない?

結論、初任者研修は立派な資格研修であり、取得をする価値は大いにあります。

初任者研修を取得することで、たくさんのメリットが得られます。

初任者研修資格保有者と無資格者の違い

まずは、初任者研修を取得している人と無資格の人の違いを紹介していきます。

初任者研修取得者と無資格者の大きな違いは、応募できる求人の数と平均給与の2点です。

2点の違いについて、1つずつ説明していきます。

応募できる求人の数

介護の求人は、無資格・未経験でも歓迎しているところがほとんどですが、中には「初任者研修取得以上」を応募条件に設定している施設や事業所もあります。

また「訪問介護」は初任者研修以上の資格を取得している方のみ行うことができるサービスです。

初任者研修を取得していると、応募できる求人の数が増えるため、選択肢が大きく広がります。

平均給与

初任者研修を修了している介護スタッフの平均年収は約3,400,000円、月収約280,000円に対し、無資格の介護スタッフの平均年収約3,000,000円、月収約250,000円です。

初任者研修修了者と無資格の方では、給料に大きな違いがあります。

初任者研修を取得する4つのメリット

初任者研修を取得するメリットは、以下の通りです。

  1. 仕事の幅が広がる
  2. 給料が上がる
  3. キャリアアップがしやすい
  4. 介護職として必要な知識が身に付く

順に説明していきます。

仕事の幅が広がる

先ほど紹介したように、初任者研修を取得すると「訪問介護」など、初任者研修を取得していないと応募できない求人にも、応募可能になるので選択肢が増えます。

また、無資格では行えない業務を行えるようになります。

給料が上がる

初任者研修を取得すると、資格手当がつくのでお給料が上がります。

初任者研修の資格手当は施設や事業所によって異なりますが、3,000〜5,000円が相場です。

キャリアアップがしやすい

初任者研修を取得すると、フロアリーダーやマネージャーなどの役職に就いてキャリアアップを目指すことが可能です。

また、役職を任されると役職手当がつくので、さらにお給料アップを目指すこともできます。

介護職として必要な知識が身に付く

初任者研修では、介護職として働く上で必要な知識やスキルを身につけることができます。

介護の知識を身に付けることで、より質の良い介護サービスを、利用者さんに提供することが可能となり、万一利用者さんが急変した際にも、臨機応変に適切な対応をできるようになります。

初任者研修を受講しても意味がないと言われる理由

本記事で紹介したように、初任者研修を取得することで得られるメリットはたくさんあります。

では、メリットがたくさんあるのに、どうして「初任者研修は意味がない」と言われているのか、解説していきます。

初任者研修を取得しても意味がないと言われる主な理由は、下記の通りです。

  1. 資格を取得しても仕事内容があまりかわらないから
  2. 資格を取らなくても介護士になれるから
  3. 初任者研修で受講する科目は実務者研修でも受講できるから

順に解説していきます。

資格を取得しても仕事内容があまりかわらないから

初任者研修を取得している方と無資格の方の仕事内容に、大きな違いはありません。

初任者研修を取得している方も無資格の方も、同じように食事介助・着替えの介助・排泄介助・入浴介助等を行います。

初任者研修を終了したからといって、急に仕事内容が大きく変わることはありません。

しかし、先ほどもお伝えしたように、初任者研修修了者は「訪問介護」が行えるようになるため、仕事の幅が広がります。

資格を取らなくても介護士になれるから

介護職は未経験・無資格関係なく、介護に関心がある方だったら誰でも挑戦できるお仕事です。

資格が無くても働けるお仕事だからこそ「わざわざ受講費を払ってまで資格を取るのはもったいない!」と感じる方がいます。

しかし、初任者研修を取得すると、資格手当によるお給料アップや、キャリアアップによるさらなるお給料アップに繋げることが可能です。。

初任者研修は受講費用相応の価値があり、結果的にはお給料は上がっていくので「受講費がもったいない」とは言い切れないでしょう。

初任者研修で受講する科目は実務者研修でも受講できるから

初任者研修で学習する科目は、430時間ある介護職員実務者研修の一部です。

初任者研修を受講せずに介護職実務者研修を受講すると、初任者研修で受講するはずだった科目を一緒に受講することができます。

そのため、初任者研修を飛ばし、そのまま介護福祉士国家資格の受講資格である介護職実務者研修を受講し、国家試験を受験する人も少なくありません。

しかし、初任者研修を先に受講しておくことで、一定の科目が免除されたり実務者研修の受講期間が130時間短縮されたり、さらには受講費用も35,000円〜50,000円ほど免除されたりと、メリットがたくさんあります。

実務者研修では450時間の研修を受講する必要がありますが、そのうちの130時間が短縮され、残りの320時間の授業を修了すれば実務者研修修了者になります。

また、早い段階で介護の知識や基礎を身につけることができるので、先に初任者研修を受けることがおすすめです。

初任者研修を取得するにはどうすればいい?

初任者研修は130時間の研修を終了したあと、修了試験が実施され、合格すれば晴れて初任者研修修了者になります。

初任者研修を取得すると決めたら、まずは研修を受講するスクールを選びましょう。

スクールを選ぶ際は、通学距離だけではなく、スクールの実績やスケジュールの柔軟性もしっかりと確認しましょう。

土屋ケアカレッジは実績が多々あり、受講者から「すごく勉強になった」「基礎から介護の知識をつけることができて、自信がつきました」という声が上がっています。

また、できるだけ早めに初任者研修を取得したい人は最短1ヶ月で取得でき、自分のペースで学習したい人は、自分でスケジュールを決めることも可能です。

また、現在土屋ケアカレッジでは、初任者研修をキャンペーン価格で受講できたり、キャッシュバックキャンペーンを行ったりしているので「介護職は資格が無くても働けるお仕事だから、わざわざ受講費を払ってまで資格を取るのは気が引ける」と少しでも感じている方にもおすすめです。

初任者研修を取得したいと考えている方は、ぜひ土屋カレッジで初任者研修を受講してみませんか?

初任者研修を取得して、キャリアを形成しよう!

今回は、初任者研修について詳しく解説しました。

初任者研修を取得しても意味がないと言われる理由はいくつかありますが、初任者研修は決して意味のない資格ではありません。

これから介護職としてのキャリアを積みたいと考えている方は、ぜひ初任者研修から取得してみませんか?

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