介護職としての第一歩を踏み出すための研修資格である介護職員初任者研修を取得しようと考えている方の中には「初任者研修ってどういう資格なの?」「通信講座があると聞いたけど、通学せずに通信講座だけで資格を取得することはできる?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
通信講座はわざわざスクールに足を運ぶ必要がなく、自分のペースで学習ができる、魅力的な学習方法ですよね。
そこで今回は、初任者研修についてお話ししながら「通信学習のみで初任者研修を取得できるのか」という疑問についてお答えしていきます。
介護職初任者研修とは?
介護職の入門資格ともよばれている介護職初任者研修は、介護職として働く上で必要不可欠な介護の知識やスキルを身につけるための研修資格です。
130時間ある授業を全て受講した後、修了試験が実施され、合格すれば晴れて初任者研修修了者になり、介護職としてのキャリアがスタートします。
介護初任者研修は通信学習だけで取得することはできない
初任者研修では、自宅で学習できる「通信学習」を実施しています。
しかし、介護初任者研修を通信学習のみで取得することはできません。
初任者研修のカリキュラムは、国によって全国共通で作成されており、通信学習時間は最大40.5時間までと定められています。
そのため、全国にあるどのスクールに通っても、介護初任者研修を通信学習のみで取得することはできないのです。
介護初任者研修のカリキュラム
介護職初任者研修は130時間の学習時間が定められています。
初任者研修は通学のみの学習方法と、通信と通学を掛け合わせた学習方法があり、受講者は好きな学習方法を選ぶことが可能です。
通学のみで初任者研修を受講する場合、130時間の学習時間全てをスクールで受講する必要があります。
一方で、通信+通学コースは130時間の学習時間のうち40.5時間を自宅で学習することができ、残りの89.5時間をスクールで受講する必要があります。
初任者研修で学習する科目は、以下の通りです。
- 職務の理解 (学習時間6時間)
- 介護における尊厳の保持・自立支援 (学習時間9時間のうち7.5時間通信学習可能)
- 介護の基本 (学習時間6時間のうち3時間通信学習可能)
- 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 (学習時間9時間のうち7.5時間通信学習可能)
- 介護におけるコミュニケーション技術 (学習時間6時間のうち3時間通信学習可能)
- 老化の理解 (学習時間6時間のうち3時間通信学習可能)
- 認知症の理解 (学習時間6時間のうち3時間通信学習可能)
- 障害の理解 (学習時間3時間のうち1.5時間通信学習可能)
- こころとからだのしくみと生活支援技術 (学習時間75時間のうち12時間通信学習可能)
- 振り返り(学習時間4時間)
通信+通学コースで学習するメリット
今の時代、どうして通信学習のみで初任者研修を取得することができないのか、疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。その理由は、初任者研修のカリキュラムの中には、通学しないと覚えられない実技講習も含まれているためです。とはいえ、通学学習には、実技を覚えられる以外にもたくさんのメリットが存在するため、決して損ばかりではありません。
スクールに通学する主なメリットは以下の通りです。
- わからないところがあったらすぐに質問できる
- 集中して学習に取り込める
- 同じように学習している人たちと顔を合わせることで刺激を受けられる
順に説明していきます。
わからないところがあったらすぐに質問できる
通信学習では、自分のペースで学習に取り込める一方で、わからないところがあったら、自分で調べる必要があります。
また、いくら調べてもわからないことが解決しない場合、次の科目に進めず、学習が止まってしまうこともあります。
しかし、スクールでは、わからないところは講師に質問をすれば、わかりやすく教えてくれるので安心です。
集中して学習に取り組める
初任者研修を受ける方の中には「家の中では集中して勉強できない!」という方も多いでしょう。
家の中の学習環境が整っていないと、どうしても家の中で集中して学習できません。
しかし、スクールでは学習環境が整っているため、集中して授業を受けたり勉強や復習したりすることが可能です。
同じように学習している人たちと顔を合わせることで刺激を受けられる
家の中で1人黙々と勉強を続けていると、どうしてもモチベーションが下がってしまうタイミングが訪れます。
1人だとモチベーションを保つのが困難な場合が多いのですが、スクールに通っている人は全員、同じ目標を持って学習に取り組んでいるため、お互いに刺激を受けたり与えたりしながらモチベーションを保つことが可能です。
介護初任者研修を受講するスクールを選ぶ際のチェックポイント
次に介護初任者研修を受講するスクールを選ぶ際のチェックポイントや注意点を紹介していきます。
スクールを選ぶ際は、以下の3つをチェックしてみてください。
- 就職サポート体制
- スケジュールの柔軟性
- 十分な実績
順に説明していきます。
就職サポート体制が整っているか
初任者研修を取得したら、そのまま介護職として働きたいと考える方も多いでしょう。
そのような場合は、就職サポート体制が整っているスクールを選ぶのがおすすめです。
また、スクールを運営している介護施設や介護事業所に就職することでキャッシュバック制度を受けられるスクールもあるので、スクールを選ぶ際は自前に確認しておきましょう。
スケジュールの柔軟性
初任者研修を受講するスケジュールはスクールによって異なります。
基本的には、受講者が自分でスケジュールを選べるスクールがほとんどですが、中にはスケジュールの希望が通りにくいスクールもあります。
通学日程の選択肢がたくさんあるスクールを選ぶことによって、仕事をしながらでも無理なく資格を取ることができますので、スクールのスケジュールは自前に確認しておきましょう。
十分な実績はあるか
初任者研修を含めたさまざまな研修を開催しているスクールや、その他の実績を多数残しているスクールを選ぶと安心です。
また、実績を残しているほとんどのスクールは受講者からの評価が高く、受講者の感想をホームページで読むことができます。どのような雰囲気のスクールなのか、自分に合いそうかなど、実際の受講者の感想に目を通して確認しておくとよいでしょう。
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通学日程の選択肢もたくさんあるので、自分のペースに合わせて学習できます。
また、就職サポート体制も充実しており、キャッシュバックキャンペーンも行っているので、初任者研修を取得し、介護職としてのキャリアをスタートしたいと考えている方は、ぜひ「土屋ケアカレッジ」のホームページをチェックしてみてください。