介護を始めたきっかけ

曽祖父が気づかせてくれた介護の知識を学ぶということ

皆さんこんにちは! 土屋ケアカレッジ東北にて統合課程の介護講師を務めています

七尾綾人です(^^♪

のっけからの、どアップ失礼します笑

今日で2回目のブログという事で、まずは軽く前回のおさらいをすると母の一言から介護を始めてみたら今の今までやってますよ!というところでした。

今日はそんなきっかけで始めた初めての経験とそこで感じた事について書こうかと思います(^^)v

高校を卒業後、養護老人ホームで働くことにしました。

介護というと老人のお世話みたいなイメージでしたし、ぴーじいさん(曽祖父)が老人ホームに通っていた(デイサービス)ので少し馴染みがありました。

オリエンテーションを受け、各フロアの案内をされました。

そしてワンフロア10人程度で構成されている場所へ、ユニットと呼ばれるものですね。

いやーーーーまず見て驚いたのが食事を口に運ばれてる食事介助の風景。

曽祖父達も自分で食べてたので90歳超えと言えど同じようなものだろうと思ってただけに不思議な気持ちでした。

ただそこでショックとか嫌だとかいうマイナスな感情にならなかったので、今思えば介護という職が向いていたサインだったのかもしれません。

そして配属されたユニットへと案内され先輩方、各利用者様へ挨拶をしていきました。

配属された先は比較的要介護度(1〜5で表され数字が大きいほど介護が必要とされる)が軽めの方でまずはここで経験を積もうとなりました。利用者様は全員女性で若いお兄ちゃんが来た!と喜んでくれましたね笑

まずは利用者様と同じ生活をしようという事でリビングに一緒に座ってテレビを見たりご飯を食べたりしました。

ついでにリビングで危険がないかを見る役目もありましたね。

そこで感じたのはまぁー退屈だなぁと。

これは後から学んで分かった事でもありますが、仕方ないのはあるんです。

職員の目があるところじゃないといつの間にか転んで怪我をしていたり、認知症と呼ばれる病気で生活に支障が出て思わぬ事故になる方がいます。要介護者というのはそう言った何らかの理由で介護が必要な方達なため職員の目があるところに集めさせられるのは多いです。

ただやりたいことを制限してるような見方も出来て、せっかく介護を受けられる環境に越してきたのに自由がなくて可哀想とも思ってました。

ご飯の時間になり配膳車でご飯がユニットまで届きました。そこでも驚きが。

おかずか元の形がわからないくらい刻まれていたりムース状にされていたりしたのです。

母親から食事形態については話を聞いたことがあったためこれが刻み食、ペースト食だとすぐ分かりました。

ただ実物を目の当たりにすると悲しい気持ちが込み上げてきましたね。

午後になるとお風呂の時間でした。

お風呂はユニットに個浴と呼ばれる僕らの家にもある浴槽で入る方と横に寝たまま入れる特殊浴槽(特浴と呼ばれる)とに分かれてひたすら順繰りに入れていきました。

僕は個浴を最初に見学させていただきました。

職員がパッパと服を脱がせパッパと身体を洗い利用者様の身体を支えながら湯船に浸かります。

お風呂の時の利用者様は本当に気持ち良さそうです、お風呂大好き日本人らしいですね(^-^)

と思い耽っていたら束の間、「はい!〇〇さん上がるよ!」とお風呂から上げたのです。時間にしてものの5分。

えーーーーもっと浸かりたいもんじゃないの〜?と驚き+疑問が浮かんだのを良く覚えています。

こうして初日は終わりました。自分の知らなかった世界をたくさん知ったのと同時に疑問もたくさん感じていました。

しかし僕もスタッフの一員、外れた行動を取るわけにもいかず次の日から先輩に習うがまま仕事を”こなしていました”。

そうしてる間もずっと疑問は拭えないままです。

調べようにも調べ方が分かっていませんでした。目的の答えに辿り着けないのです…。

悶々としながらも仕事をしていたある日のこと。

母に「あなた学校通う気はないの?」と言われました。母は介護をするなら資格を持ってる方が良いと勧めてくれました。

言われた時は我が家がお金で苦労しているのも知っていたし、仕事をしていく上で特段不自由でもないため断りました。

しかし僕の中で気持ちが揺れ動いてるのか分かりました。

「本当にこのままでいいのか」と

ずっと疑問を抱えたまま仕事をしていて、その気持ちは未だ拭えずにいました。

悩んでる時、ぴーじいさんが亡くなったことを思い出しました。

もし、介護に対して知識を深められていたらぴーじいさんはもっと長く生きていただろうかもっと幸せだっただろうかと。

答えはすぐ出てきました。僕は学校に通うことを決めました。

それまで指示に従ってやっていた介護の根拠は何かを知るために。

介護とはどう言ったものなのかを学ぼうと思いました。

そして知識を活かして、利用者様により適した介護を提供して幸せに生きてもらいたいという想いを叶えるために。

そんなこんなで学校に通う事を決め、今に至るというわけです(^^♪

自分の知らない未知の業界だと自分で調べるにもベースとなる土台がないため、他者から学ぶというのが非常に効果的だと思いますね。

僕は介護福祉士取得を目指して2年通いましたが、数ヶ月のスクーリングで済む初任者研修も介護の世界を知ってから間もない人にはおすすめできるものです!

あ!!土屋ケアカレッジでも研修を行なっていますので是非お申し込みを!!

僕も講師をやっていますが僕自身「学ぶ」というのに関心があるため講師として登壇する際もより一層熱が入ってしまう事がよくあります。

それが知識の「押し付け」にならないよう気をつけてはいる、つもりです。冷静に冷静に…(^▽^;)

ここまで読んでいただきありがとうございました!

それでは今日はこの辺で。またお会いしましょう!(^^)

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