受講料
・一般課程 ¥20,000(税込+テキスト込)
・応用課程 ¥18,000(税込+テキスト込)
・一般課程+応用課程 ¥35,000(税込+テキスト込)
開催教室
札幌教室
同行援護従業者養成研修とは?
同行援護従業者養成研修とは、視覚障がい者へ移動支援を行うための資格を取得する研修です。具体的には視覚障がい者の「目の代わり」となり、外出中の移動、代読・代筆、情報提供などを支援します。現在は経過措置を終えて実務経験なしで同行援護従業者になるための必須資格となっています。
※受講日程についてはお気軽にご相談下さい。
柔軟な対応で振替受講実施しています。
同行援護従業者養成研修の受講要件について
- 一般課程: 特に受講要件はなく、無資格・未経験でも受講可能です。
- 応用課程: 一般課程を修了していることが受講要件となります。
一般課程と応用課程を取得することで就職やキャリアアップへと大きくつながります。
資格取得後の仕事や職場について
同行援護従業者養成研修を修了した方は同行援護を行う以下のような職場で働くことが 可能です。
- 居宅介護事業所
- 身体障がい者施設
- ガイドヘルパー事業所
- 自立支援、就労移行支援サービス事業所
- 通所介護事業所
- 視覚障がい者支援団体
- ボランティア 等
応用課程まで取得すると同行援護サービスのサービス提供責任者の資格要件を満たします。
(その他サービスについてサ-ビス提供責任者の要件は異なります。別途資格が必要となります。)
同行援護カリキュラム
それぞれの課程は通信課題と通学から構成されています。
【通信課題】
通学終了までに課題を提出していただきます。6割以上正答でA判定とします。
【通学】
・一般課程2日間 (10:00~16:10) 計10時間
・応用課程2日間 (10:00~16:40) 計11時間
それぞれ通学の演習において担当講師による修了評価があります。6割以上の評価でA判定とします。それぞれの課程において全てA判定の方を修了者とみなし、修了証明書を発行・お渡しいたします。
※各課程とも2名以上のお申込で開講とさせていただきます。
同行援護従業者養成研修日程表【一般課程】 | ||
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1日目 10:00~16:10 (5時間) | ||
10:00~12:00 講義 | 2時間 | 同行援護の制度と従業者の業務 ・同行援護概論 ・同行援護従業者の職業倫理 ・同行援護の制度 ・同行援護制度の利用 等同行援護の |
13:00~16:10 演習 | 3時間 | 基本技能 ・あいさつから基本姿勢まで ・基本姿勢と留意点 ・してはいけないこと ・歩行、曲がる 等 |
2日目 10:00~16:10 (5時間) | ||
10:00~11:00 演習 | 1時間 | 基本技能 ・段差・階段 ・交通機関の利用の基本 等 |
11:00~12:00 演習 | 1時間 | 応用技能 ・環境に応じた歩行 ・さまざまな階段 ・さまざまなドア 等 |
13:00~16:10 演習 | 3時間 | 応用技能 ・エレベーター ・エスカレーター ・車の乗降 ・食事 ・トイレ ・車いす利用の視覚障がい者への対応 ※交通費等発生する場合は自費となります。 |
同行援護従業者養成研修日程表【応用課程】 | ||
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1日目 10:00~16:40 (5.5時間) | ||
10:00~11:00 講義 11:00~12:00 演習 | 1時間 1時間 | 障がい者(児)の心理 ・障害の受容 ・視覚障がい者の人間関係 等 場面別基本技能 ・窓口やカウンター ・買い物 ・雨、雪の日 |
13:00~15:00 演習 15:10~16:40 演習 | 2時間 1.5時間 | 場面別基本技能 ・金銭・カード ・電車の乗降 ・バスの乗降 等 場面別基応用技能 ・病院・薬局 ・式典、会議、研修など |
2日目 10:00~16:40 (5.5時間) | ||
10:00~11:30 演習 11:30~12:00 演習 | 1.5時間 0.5時間 | 場面別応用技能 ・冠婚葬祭 ・盲導犬ユーザーへの対応 交通機関の利用 ・オリエンテーション |
13:00~16:40 演習 | 3.5時間 | 交通機関の利用 ・電車・バス利用時における移動支援の実際(改札口、ホームへの移動、電車の乗降、ノンステップバス、通常のバスの乗降など) ※交通費等発生する場合は自費となります。 |
開講日程
【一般課程】
1日目 2月15日(土)
2日目 2月22日(土)
【応用課程】
1日目 3月22日(土)
2日目 3月29日(土)
【開催教室】
札幌教室
受講料
・一般課程 ¥20,000(税込+テキスト込)
・応用課程 ¥18,000(税込+テキスト込)
・一般課程+応用課程 ¥35,000(税込+テキスト込)
同行援護従業者養成研修に関するよくあるご質問
よくあるご質問
- 同行援護の従業者になるための資格要件はありますか?
-
いずれかを満たす必要があります。
・同行援護従業者養成研修の「一般課程」を修了していること。
・居宅介護従業者の要件を満たす者で、視覚障害を有する身体障がい者等の福祉に
関する事業(直接処遇)に1年以上従事した経験を有していること。
・国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科の教科を履修した者
又はこれに準ずる者。
- サービス提供責任者になるための資格要件はありますか?
-
いずれかを満たす必要があります。
・居宅介護のサービス提供責任者の要件+同行援護従業者養成研修「一般課程」及び 「応用課程」を修了していること。・国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科の教科を履修した者
又はこれに準ずる者。
【参考】「同行援護従業者養成研修一般課程」に相当する研修
①平成23年9月30日において、現に「視覚障害者移動介護従業者養成研修課程」又は
「重度視覚障害者研修課程」を修了した者。
② 平成23年9月30日において、現に「視覚障害者移動介護従業者養成研修課程」又は
「重度視覚障害者研修課程」を受講中の者であって、平成23年10月1日以降に当該研
修の課程を修了し、当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の明
書の交付を受けた者。
- 同行援護と行動援護の違いはなんですか?
-
行動援護と同行援護はどちらも外出支援を目的としたサービスです。
行動援護は、主に知的障害または精神障害があり行動上著しい困難な障がい者の外出支援です。常時介護が必要な人が対象となり、外出前後の身支度から外出中の介護はもちろん、外出中の危険予防対応まで幅広くサポートします。
同行援護は、主に一人で外出することが困難な視覚障がい者を対象にした外出支援です。
1.移動時およびそれに伴う外出先において必要な移動の援護: 同行援護従業者は安全に移動できるように支援します。
2.移動時およびそれに伴う外出先において必要な視覚的情報の提供: これには代筆・代読が含まれます。視覚障がい者が必要とする情報を提供し、適切な判断ができるための支援をします。
3.排泄・食事等の介護その他外出する際に必要となる援助: 外出時、身体介護が必要な方の支援を行います。 - 移動支援と同行援護の違いは何ですか?
-
移動支援は主に知的・精神・身体障害のある当事者を対象にした移動支援サービスです。実施主体は市区町村となりサービス提供内容は地域の実情に合わせて異なります。
同行援護は視覚障がい者へ外出時における視覚情報の提供を盛り込んでいる点が特徴です。同行援護は国が定めた基準に従い原則全国で統一されています。移動支援と同行援護は併給することはできず同行援護が優先されます。そのため同行援護従業者の拡充が求められています。
- 同行援護でできないことは何ですか?
-
1.特定の政党を指示する活動
2.宗教の布教、勧誘活動
3.通勤、通学
4.営業、宣伝等の営利、経済活動
5.財産に関わる資料の代筆
6.手術の同意書等生命に関わる資料の代筆
7.反社会的な活動
8.ギャンブル
9.社会通念上適当でない外出