「実務者研修を受けたいけれど、平日は仕事でいっぱい。勉強や通学にあてられるのは土日だけ——それで本当に修了できるの?」——平日にまとまった時間が取れない方の多くが、ここで足踏みします。
結論からお伝えすると、実務者研修は土日を中心とした学習でも無理なく修了をめざせます。学習の大半は自宅で進められ、スクールに通うのは限られた日数だけだからです。この記事では、土日中心で修了するための具体的な進め方と、土日コースを選ぶときのポイントを解説します。
- 実務者研修は自宅学習が中心。通学は介護過程IIIと医療的ケアの演習だけなので、土日中心でも修了をめざせます。
- 土日コースのある教室や、何度でも無料の振替制度を使えば、平日に休まず通えます。
- 保有資格があれば通学日数が減り、土日に通う回数も少なく済みます。
結論|実務者研修は土日だけでも修了をめざせる
実務者研修は、土日を中心とした学習でも無理なく修了をめざせます。平日に通学時間を確保できない方でも、自分のペースで進められます。
その理由は、カリキュラムの大半が自宅での通信学習でカバーできるからです。スクールに通うのは一部の科目だけなので、その通学を土日コースに合わせれば、平日を休まずに修了をめざせます。
土日に限らず、働きながら受講するコツ全般を知りたい方は、働きながら実務者研修を修了するコツもあわせてご覧ください。
土日だけで修了をめざせる理由|自宅学習+土日の通学でカバー
実務者研修のカリキュラムは20科目450時間ですが、その大半は自宅学習で進められます。通学が必要なのは、ごく一部の科目だけです。
自宅学習は平日のスキマ時間と土日で進められる
実務者研修は、テキストやeラーニングを使った自宅学習(通信学習)が中心です。介護の基本や認知症・障害の理解などは、自宅で課題に取り組む形で学べます。平日は通勤時間や休憩中などのスキマ時間に少しずつ進め、まとまった学習は土日にあてる、という組み立てが可能です。
土日に通学するのは介護過程IIIと医療的ケアの演習だけ
スクールに通う必要があるのは、「介護過程III」と「医療的ケアの演習」です。グループワークや実技を通して現場での対応力を身につけます。この通学を土日コースに合わせれば、平日に休みを取らずに通えます。
なお、医療的ケアの演習では喀痰吸引や経管栄養の基礎を学びますが、研修を修了しただけで現場でこれらを実施できるわけではありません。実際に行うには、研修の修了に加えて、喀痰吸引等研修の実地研修の修了、都道府県への認定特定行為業務従事者としての登録、勤務先事業所の登録特定行為事業者としての登録、という段階が必要です。詳しくは働きながら実務者研修を修了するコツの記事でも触れています。
土日だけで間に合う?保有資格で変わる通学日数
通学日数は保有資格によって変わり、最短で7日程度です。土日に換算すると、数回の通学で通える計算になります。
無資格・有資格で通学日数はこう変わる
無資格の方は全20科目450時間が必要ですが、保有資格があると一部の科目が免除されます。たとえば初任者研修やホームヘルパー2級をお持ちの場合、130時間分のカリキュラムが免除され、約2ヶ月で修了をめざせます。学習量が減るぶん、通学する回数も少なくなります。
最短だと土日数日の通学で済むケースも
通学が必要なのは介護過程IIIと医療的ケアの演習が中心で、最短7日程度に設定している教室もあります。週1回の土日コースを選べば、数週間〜数ヶ月かけて少しずつ通う形になり、平日の勤務に大きな影響を出さずに進められます。具体的な通学日数や日程は教室によって異なるため、各教室案内で確認しましょう。
土日中心で無理なく続ける4つのコツ
土日中心で修了するには、「自宅学習の前倒し」「土日コースの確認」「無料の振替」「無理をしない計画」の4つを意識すると、ぐっと続けやすくなります。
① 平日のスキマ時間で自宅学習を貯金しておく
自宅学習は、まとまった時間がなくても進められます。通勤時間や休憩中、寝る前の30分などに少しずつ進めておくと、土日に余裕が生まれます。平日に課題を貯金しておくイメージで取り組むと、土日に通学や復習の時間を確保しやすくなります。
② 土日コースのある教室・開講日程を先に確認する
通学が必要な科目を土日に受けるには、土日コースを開講している教室を選ぶ必要があります。土日コースの有無や曜日は教室によって異なるため、申し込み前に各教室案内の開講スケジュールを確認しておくと安心です。
③ 振替が無料のスクールを選ぶ
土日に通っていると、急なシフト変更や体調不良、家庭の事情で通学日に行けないこともあります。そんなときに振替受講ができるか、無料かどうかは、修了まで続けられるかを左右します。振替が無料のスクールなら、土日の予定変更にも対応しやすく安心です。
④ 土日をぜんぶ勉強にしない
実務者研修は数ヶ月かけて取り組む研修です。土日をすべて学習にあててしまうと、疲れがたまって続かなくなることもあります。休む時間もきちんと確保し、無理のないペースで進めることが、結果的に修了への近道になります。
土日コースを選ぶときに確認したい3つのこと
土日コースを選ぶときは、「開講日」「振替制度」「受講料と支援」の3つを確認すると、自分に合うスクールを選びやすくなります。
開講日が土日にそろっているか
土日コースといっても、土曜だけ・日曜だけ・隔週など、開講パターンは教室によってさまざまです。自分が通える曜日に開講しているかを、各教室案内の日程で確認しましょう。土日コースが近くにない場合は、自宅学習を中心に進め、通学だけ通える教室に合わせるという方法もあります。
振替の有無と料金
振替受講ができるか、料金がかかるかは、スクールによって異なります。土日に通う場合は予定が変わりやすいので、振替の条件は事前に確認しておきたいポイントです。無料で振替できるスクールだと、続けやすさが大きく変わります。
受講料と使える支援制度
受講料は保有資格によって変わります。土屋ケアカレッジの場合、無資格の方で75,000円、初任者研修・ホームヘルパー2級をお持ちの方で64,000円です(いずれも税込・テキスト代込)。また、一般教育訓練給付金の対象講座であれば、受講料の一部が後から支給されます。費用を抑える方法は、実務者研修の費用とハローワーク活用法でくわしく紹介しています。
土屋ケアカレッジの土日・週末の受講サポート
土屋ケアカレッジでは、平日に通いにくい方も受講しやすいよう、学習スタイルやサポート体制を整えています。
学習は自宅学習+通学で進められ、土日コースを開講している教室もあります。ただし開講状況は教室によって異なるため、各教室案内の開講スケジュールをご確認ください。やむを得ず欠席する場合も、別コースへの振替受講が無料です(空席や日程により希望に沿えない場合があります)。修了後には、希望する方に運営会社の訪問介護事業での就業サポートもあります。
土日の受講についてよくある質問
土日コースは平日より日程が埋まりやすいですか?
土日コースは人気が高く、教室や時期によっては早めに定員に達することもあります。希望の日程で受けるには、各教室案内の開講スケジュールを確認し、早めに申し込むのがおすすめです。
近くに土日コースがない場合はどうすればいいですか?
自宅学習を中心に進め、通学が必要な科目だけ通える教室に合わせる方法があります。まずは各教室案内で、通える範囲の教室の開講日程を確認してみてください。
土日は毎週連続で通う必要がありますか?
連続で通う必要はありません。通学が必要なのは介護過程IIIと医療的ケアの演習が中心で、週1回など自分のペースに合わせて通えるコースもあります。日程は教室により異なるため、各教室案内で確認しましょう。
まとめ|土日中心でも、無理なく修了をめざせる
実務者研修は、学習の大半が自宅学習で、通学は介護過程IIIと医療的ケアの演習のみです。平日のスキマ時間で自宅学習を進め、通学を土日コースに合わせれば、平日に休まず修了をめざせます。土日コースの開講状況は教室によって異なるため、各教室案内の日程を確認して、自分の通えるペースに合うコースを選びましょう。
いつ受講を始めるか迷っている方は、実務者研修の受講のベストタイミングもあわせてご覧ください。介護福祉士国家試験を見据えるなら、修了の時期から逆算して計画を立てるのがおすすめです。

