「介護福祉士をめざして実務者研修を受けたいけれど、夜勤もシフトもある中で本当に通えるの?」——働きながら実務者研修の修了をめざす方の多くが、まずここで不安を感じます。
結論からお伝えすると、実務者研修は働きながらでも無理なく修了できます。学習の大半は自宅で進められ、スクールに通うのは限られた日数だけだからです。この記事では、その理由と、仕事と両立しながら修了するためのコツを具体的に解説します。
- 実務者研修は学習の大半が自宅学習。通学は介護過程IIIと医療的ケアの演習のみで、働きながらでも修了できます。
- 土日コースや夜間コース、無料の振替制度を使えば、シフト勤務や夜勤とも両立しやすくなります。
- 保有資格があれば学習が短縮でき、初任者研修・ヘルパー2級なら約2ヶ月で修了できます。
結論|実務者研修は働きながらでも修了できる
実務者研修は、働きながらでも無理なく修了できます。実際に、受講する方の多くが仕事を続けながら学んでいます。
その理由は、カリキュラムの大半が自宅での通信学習でカバーできるからです。スクールに通う必要があるのは一部の科目だけなので、まとまった通学時間を確保できない方でも、自分のペースで学習を進められます。
そもそも実務者研修がどんな研修なのかを知りたい方は、実務者研修とは?修了するメリットや学ぶ内容もあわせてご覧ください。
働きながらでも続けられる理由|学習の大半は自宅でOK
実務者研修のカリキュラムは20科目450時間ですが、その大半は自宅学習で進められます。通学が必要なのは、ごく一部の科目だけです。
カリキュラムの大半は自宅学習
実務者研修は、テキストを使った自宅学習(通信学習)を中心に進みます。介護の基本や認知症・障害の理解、こころとからだのしくみなどは、自宅で課題に取り組む形で学べます。自分の空いた時間を使えるので、仕事終わりや休みの日に少しずつ進められます。
通学が必要なのは介護過程IIIと医療的ケアの演習だけ
スクールに通う必要があるのは、「介護過程III」と「医療的ケアの演習」です。グループワークや実技を通して、現場での対応力を身につけます。通学日数は保有資格によって変わり、最短で7日程度です。週1回の通学や土日コースを選べば、シフトとの調整も最小限で済みます。
なお、医療的ケアの演習では喀痰吸引や経管栄養の基礎を学びますが、研修を修了しただけで現場でこれらを実施できるわけではありません。実際に行うには、別途、喀痰吸引等研修の実地研修の修了や、都道府県・勤務先事業所の登録が必要です。詳しくは実務者研修とはの記事で解説しています。
働きながら無理なく修了する5つのコツ
働きながら修了するには、「スキマ時間の活用」「コース選び」「振替制度」「保有資格の活用」「職場の支援」の5つを意識すると、ぐっと両立しやすくなります。
① スキマ時間で自宅学習を進める
自宅学習は、まとまった時間がなくても進められます。通勤時間や休憩中、寝る前の30分など、スキマ時間を学習にあてるだけでも着実に進みます。「いつ・どこで学習するか」を生活リズムの中に組み込むのが、続けるコツです。
② 土日コース・夜間コースを活用する
通学が必要な科目は、平日に通うのが難しい方のために、土日コースや夜間コースを用意しているスクールもあります。夜勤明けや休日に合わせて通えるコースを選べば、仕事を休まずに通学できます。自分のシフトに合うコースがあるかを、申し込み前に確認しましょう。
③ 振替が無料のスクールを選ぶ
働きながら通うと、急なシフト変更や体調不良、家庭の事情で通学日に行けないこともあります。そんなときに振替受講ができるか、無料かどうかは、修了まで続けられるかを左右します。振替が無料のスクールを選んでおくと、急な予定変更にも対応しやすく安心です。
④ 保有資格で学習を短縮する
すでに初任者研修やヘルパー資格をお持ちの場合、実務者研修の一部科目が免除され、学習期間が短くなります。たとえば初任者研修・ヘルパー2級をお持ちなら、約2ヶ月で修了できます。これから始める方は、初任者研修から段階的に進む方法もあります。初任者研修と実務者研修をまとめて申し込めるセット割を使うと、費用も抑えられます。
⑤ 職場の支援制度・事業所のサポートを活用する
介護事業所のなかには、実務者研修の費用を負担してくれたり、受講中の勤務を調整してくれたりするところもあります。今の職場にこうした支援制度がないか、上司に確認してみましょう。学習に理解のある職場だと、両立がぐっと楽になります。
働きながらの受講にかかる費用と支援
受講料は保有資格によって変わり、教育訓練給付金などの支援を使えば負担を抑えられます。
実務者研修の受講料は、無資格の方が最も高く、保有資格があると安くなります。土屋ケアカレッジの場合、無資格の方で75,000円、初任者研修・ヘルパー2級をお持ちの方で64,000円です(いずれも税込・テキスト代込)。
また、一般教育訓練給付金の対象講座であれば、受講料の一部が後から支給されます。受給には雇用保険の加入期間などの条件があるため、利用できるかはお近くのハローワークで確認してください。費用を抑える方法は、実務者研修の費用とハローワーク活用法でくわしく紹介しています。
土屋ケアカレッジの「働きながら」受講サポート
土屋ケアカレッジでは、多くの方が働きながら実務者研修を受講しています。仕事と両立しやすいよう、学習スタイルやサポート体制を整えています。
学習は自宅学習+通学で進められ、土日コースのほか、一部の教室(札幌・福岡薬院など)では仕事終わりに通える夜間コースも開講しています。やむを得ず欠席する場合も、別コースへの振替受講が無料です(空席や日程により希望に沿えない場合があります)。修了後には、希望する方に運営会社の訪問介護事業での就業サポートもあります。
どのスクールを選ぶか迷っている方は、実務者研修のスクール選びのポイントもあわせて参考にしてください。
働きながら受講した方の声
実際に働きながら修了した方からは、仕事と両立できたという声が多く寄せられています。土屋ケアカレッジの受講者の声の一部を紹介します。
30代 女性・パート勤務
仕事終わりに通えるのが良かったです。働きながらの受講で不安でしたが、夜間コースや振替制度のおかげで無理なく修了できました。
30代 女性・子育て中
振替制度に助けられました。子どもの急な発熱で欠席した際も、無料で振替受講ができたので本当に助かりました。
30代 女性・初任者研修修了
初任者研修よりも深い内容で、介護福祉士をめざすモチベーションが上がりました。働きながらでもステップアップできた実感があります。
働きながらの受講についてよくある質問
夜勤がありますが、働きながら通えますか?
通えます。自宅学習が中心で、通学は介護過程IIIと医療的ケアの演習のみです。土日コースや夜間コース、無料の振替制度を使えば、夜勤やシフト勤務とも両立しやすくなります。
通学は何回くらい必要ですか?
通学が必要なのは介護過程IIIと医療的ケアの演習で、保有資格により異なります。最短で7日程度です。週1回の通学や土日コースを選べば、シフト調整は最小限で済みます。
仕事が忙しくて自宅学習の時間が取れるか不安です。
自宅学習はまとまった時間がなくても進められます。通勤時間や休憩中などのスキマ時間を活用し、生活リズムに学習を組み込むのがコツです。学習計画の立て方はスクールにも相談できます。
まとめ|働きながらでも、無理なく修了をめざせる
実務者研修は、学習の大半が自宅学習で、通学は介護過程IIIと医療的ケアの演習のみです。土日・夜間コースや無料の振替制度、保有資格による学習短縮、職場の支援を活用すれば、働きながらでも無理なく修了できます。
いつ受講を始めるか迷っている方は、実務者研修の受講のベストタイミングもあわせてご覧ください。介護福祉士国家試験を見据えるなら、修了の時期から逆算して計画を立てるのがおすすめです。

