介護職の国家資格といえば【介護福祉士】難易度はどれくらい?

総務省の統計によると、日本の国の資格制度は300制度以上ありますが、そのなかでも介護職の国家資格は「介護福祉士」ただ一つしかありません。

介護の現場における「介護福祉士」という資格は、多くの介護従事者が「初任者研修」「実務者研修」というステップを踏んで目指す介護業界の上位資格といえます。

一般的に介護福祉士国家試験は合格率が70%前後ということから、「難易度が低い国家資格」と思われがちです。

しかしながら介護福祉士は受験資格が細かく規定されており、誰でも受験できる試験ではありません。受験条件が厳しい中でも3割の方が不合格となっていますので、勉強や対策なしで合格することは非常に難しい試験です。

今回は介護福祉士の難易度分析と、介護福祉士国家試験に合格するためのポイントを徹底解説いたします。

「これから介護福祉士を目指したい」という方や、「介護福祉士試験の難易度ってどれくらいなの?」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

介護福祉士の難易度が高い理由は受験までのハードルにある!

介護福祉士国家試験は例年8万人から9万人前後の受験者を誇る国家試験です。

3年以上の実務経験がある人、福祉系高校の卒業生、介護福祉士養成施設の修了生にしか受験資格が与えられませんので、まずは受験資格を満たすだけでも最低1年以上の勉強が必要になります。

さらに受験資格を満たした受験者のうち、実際に合格できるのは6万人前後と通算7割程度に留まっています。

合格率が1割を下回る中小企業診断士や司法書士と比較すると受難易度は易しめとなっており、必要な勉強時間数はそこまで多くありませんが、実務の経験(もしくは学校での実務研修の修了認定)がないとそもそも受験することができません。

そういった意味で受験までの難易度が高い国家試験といえます。

介護福祉士難易度が高い理由①「出題範囲が広い」

介護福祉士国家試験の筆記試験では、介護についての4領域12科目と総合問題の計13科目から、まんべんなく問題が出題されます。

ただし12科目のうち「人間の尊厳と自立」と「介護の基本」、「人間関係とコミュニケーション」と「コミュニケーション技術」はそれぞれまとめて1科目として扱いますので、実質11科目のテストになります。

午前100分・午後120分という非常に長い試験時間の中で全125問が11科目の中から出題されますので、出題範囲を把握するだけでも非常に時間がかかる、難易度の高い試験と言えます。

一方で介護福祉士国家試験の筆記試験は、全て5択のマークシート方式になっています。記述問題の対策や、細かく漢字を覚える必要などがないので、その点では難易度が低いと捉えられる場合もあります。

専門用語の漢字や記述の練習は必要ありませんが、関連する法律の正式名称や細かな数値など覚える必要があるものは沢山ありますので、出題範囲の学習は計画的に進めましょう。

一般的に介護福祉士の筆記試験のためには、250時間程度が必要と言われています。8月に受験申込をしたあとからですと、毎日90分程度の勉強時間を確保する必要がある計算になります。

受験直前に慌てることのないよう、計画的に学習を進めましょう。

出題範囲や試験の形式に変更があることも

2023年に実施された第34回介護福祉士国家試験では、出題順の変更(それにともなう午前・午後の試験時間の変更)や出題内容の変更(チームマネジメントに関する出題が新たに加わる)がありました。

日本の介護業界では超高齢化社会にある日本の現状を踏まえて、より地域と連携した介護の重要性が高まってきていますので、そのような社会情勢に伴う変更です。

今後も社会の流れや介護ニーズの変化などによって出題内容や出題形式に変更が生じる場合もありますので、しっかりと最新の動向を把握しておきましょう。

介護福祉士難易度が高い理由②「受験資格が複雑」

介護福祉士の難易度が高いと言われる理由の1つに、4つの受験資格が挙げられます。

4パターンの受験資格のうちいずれかを満たしておくことで国家試験にチャレンジすることができるのですが、複雑な仕組みから難易度が高いと思ってしまう人も多いです。

介護福祉士の受験資格は以下の4種類になっていますので、ご自分がどのルートにいるのかをきちんと把握した上で、必要な受験資格を満たすように行動しましょう。

【介護福祉士の受験資格取得までの4ルート】
  1. 養成施設ルート(厚生労働省指定の介護福祉士養成施設を修了)
  2. 実務経験ルート(従事期間3年以上かつ従事日数540日以上の介護職の経験)
  3. 福祉系高校ルート(厚生労働省と文部科学省が認定した高等学校の卒業)
  4. 経済連携協定(EPA)ルート(経済連携協定のシステムを利用して海外から働きにきて、実務経験が3年以上ある実習生)

実務経験ルートでは、仕事と勉強の両立がカギ

介護福祉士の受験資格のうち、既に介護の現場で勤務している人の多くが選択するパターンが、実務経験ルートです。

実務経験ルートを選択する場合は、介護福祉士国家試験を受験する年度の3月31日までに規定の日数(従事期間3年以上かつ従事日数540日以上)の勤務経験が必要です。

そのため介護の現場で働きながらも勉強時間を確保する必要があり、介護福祉士への難易度が上がる一つの要因となっています。

介護福祉士試験までの難易度に負けない!土屋ケアカレッジの対策講座

介護福祉士試験の難易度の本質は、試験そのものの難易度ではなく、受験までのハードルが高い点であることをご紹介いたしました。

特に介護の現場で働くことで実務経験を積みつつ、最新の試験動向を確認しながら介護福祉士国家試験を目指すのは非常にハードなことです。それゆえに介護福祉士になるための難易度は高いといえるでしょう。

土屋ケアカレッジでは、介護福祉士を目指している方々に対して「介護福祉士国家試験対策講座」をご案内しています。

土屋ケアカレッジの講師陣が分析した出題傾向や合格のポイントを解説する講座になっていますので、忙しい方でも効率よく学習を進めることができる内容になっています。

また希望者には模擬試験のご案内もできますので、現時点での理解度をチェックして、苦手分野の学習に集中して取り組むことが可能になります。

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