介護福祉士を目指している方は「どうやって国家試験対策を始めたらいい?」「何から手をつければ良いのかわからない」と悩みを抱くことはないでしょうか。
介護福祉士の国家試験対策の始め方がわかれば、安心して勉強に励むことができるでしょう。
本記事では、介護福祉士の国家試験対策の始め方をステップ順に紹介しますので、これから受験される方はぜひ参考にしてください。
介護福祉士の国家試験対策の始め方
介護福祉士の国家試験対策の始め方をステップ順に紹介します。
- 介護福祉士国家試験の全体像を把握する
- 国家試験対策の勉強方法を検討し選択する
- 勉強スケジュールを組む
- 勉強をする
それぞれ順を追って紹介します。
ステップ1:介護福祉士国家試験の全体像を把握する
まず初めに、介護福祉士国家試験の全体像を把握しましょう。
全体像を把握することで、試験勉強の方法やペース、目指す点数が考えられます。
試験内容
筆記試験は下記11科目から125問出題されます。
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 総合問題
解答はマークシートで五肢択一(5つの選択肢から1つ選ぶ)形式です。
試験時間は午前100分、午後120分です。
筆記試験に合格すると実技試験へ進めます。実技試験は、実際の介護現場を想定したシミュレーション試験が行われます。
合格基準
筆記試験の合格基準は、問題の総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した点数以上(例年72点〜78点程度)の得点が必要となっています。
加えて11科目すべてにおいて得点がないといけません。
点数配分は1問1点、125点満点です。
実技試験は60%以上得点できれば合格となっていますが、合格基準は明確に公表されてはいません。
合格率
令和4年度の介護福祉士国家試験の合格率は、84.3%と例年より高い合格率でした。
平成28年度~令和4年度までの合格率は70%前後です。
試験日時
第36回の介護福祉士国家試験の日時です。
- 筆記試験 令和6年1月28日(日曜日)
- 実技試験 令和6年3月3日(日曜日)
申し込み受付期間
第36回の介護福祉士国家試験の申し込み受付期間は令和5年8月9日(水曜日)から9月8日(金曜日)までです。受験予定の方は忘れず申し込みましょう。
ステップ2:国家試験対策の勉強方法を検討し選択する
介護福祉士国家試験の勉強方法は、専門のスクールにて学ぶ方法と独学でする方法があります。
それぞれのメリットや特徴を紹介します。
専門スクールでの勉強
介護の資格取得専門スクールでは、介護福祉士国家試験対策講座を行っており、通学する方法と通信で学べる方法があります。
専門スクールには講師が在籍しているため、独学よりも理解が深まりやすく、疑問は質問し解決できるメリットがあります。
働きながら介護福祉士国家試験に挑む方には、通学の手間がかからず、時間に都合がつきやすい通信講座がおすすめです。
スクールを選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
- 講座スケジュール
- スクールの実績(介護福祉士国家試験の合格率)
- サポート体制
- 料金(テキスト料込みか)
- 受講できない日の振替が可能か
上記のチェックポイントを踏まえてあなたに合ったスクールを選びましょう。
独学で勉強
介護福祉士国家試験は独学の勉強でも合格可能です。
販売されている過去問題集を繰り返し解き、知識を身に付けることで合格ラインを目指せるでしょう。
とはいえ、独学で勉強するのが苦手な方や講座を受けたほうが安心な方は、スクールをおすすめします。
おすすめのスクールは土屋ケアカレッジ
土屋ケアカレッジの介護福祉士国家試験対策講座は、オンライン受講のため働きながらでも学びやすいのが特徴です。
3つのコースがあるので、あなたに合うコースを選択できます。
【土屋ケアカレッジ3つのコース】
①週1×5回コース
1回3.5時間、16:30には終了
②12日間コース
1回90分、18:00スタート
③直前2日間コース
最後のポイントと総復習
土屋ケアカレッジの合格率は97%ととても高い実績があり、講師のわかりやすい講義に定評があります。
対面形式のオンライン受講のため、その場で質問でき解決できます。
週1×5回コースと12日間コースは、受験科目全般にわたって網羅的に学習でき、受講できなかった場合は振替が可能なため安心です。(※最終コースは振替できないので注意しましょう。)
独学で勉強を進めたい方は、受験前に直前2日間コースだけ受講し、試験に万全の態勢で挑むこともできます。
ステップ3:勉強のスケジュールを組む
全体像と勉強方法を選択できたら、勉強スケジュールを組みます。
スクールの講座に申し込まれた方は、講座の日時をカレンダーに記載しておきましょう。
また働かれている方は仕事の調整が必要なケースがありますので、上司に講座のスケジュールを伝えておくと安心です。
そして過去問題集をもとに、受験日までにどの科目をどのくらいのペースで進めるのか、スケジュールを組みます。スケジュールは細かく決めず「12日くらいで人間の尊厳と自立、介護の基本の科目をひと通りする」と大まかに決めて大丈夫です。
筆記試験が1月のため、遅くとも12月に入るまでには、すべての科目の勉強ができていると安心です。12月は今までの復習やおさらいが中心となります。
ステップ4:勉強を始める
独学で勉強する方は過去問題集を購入し、スクール講座で学ぶ方は届いたテキストに沿って勉強を進めます。
勉強は以下の手順を繰り返します。
- まず問題を解く
- 回答が合っているか確認する
- なぜその回答になるのか調べる
ポイントは回答の正誤に関係なく、なぜその回答になるのかを調べて知識を深めることです。
また回答だけでなく、出題や五肢の内容で分からない部分も調べることで、似たような問題が出題された場合の対策になります。
11科目はまんべんなく勉強する
介護福祉士国家試験は、出題11科目すべてにおいて得点がないと合格できないため、まんべんなく勉強することが重要です。
ひとつの科目で満点を目指すことよりも、すべての科目である程度の点数が取れることを目指しましょう。
スキマ時間はアプリで学習
介護福祉士国家試験対策のアプリがあるため、通勤中のバスや電車などのスキマ時間を勉強に活用できます。
「仕事で疲れたから机で勉強したくない」という日でも、アプリであれば気軽に取り組めます。
介護福祉士の国家試験対策の始め方はステップ順に
この記事では、介護福祉士の国家試験対策の始め方をステップ順に紹介しました。
ステップは以下の通りです。
- 介護福祉士国家試験の全体像を把握する
- 勉強方法を検討し選択する
- 勉強スケジュールを組む
- 勉強をする
ステップ順に国家試験対策をすることで、計画的に勉強でき、心と身体に余裕を持って合格を目指せるでしょう。
介護福祉士国家試験の直近の合格率は84.3%と高いですが、不合格となる人がいるのも事実です。
独学での勉強が不安な方や、試験に万全の態勢で挑みたい方は、スクールでの国家試験対策勉強講座をおすすめします。
スクールでの国家試験対策講座を受講することで、独学よりも勉強がはかどりやすく、合格へ近づくでしょう。
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