2023年6月5日に、今年度の介護福祉士国家試験について発表されました。
国家試験を受験するためには、申し込み期間内に必要書類を不備なく揃えて申し込みをすることが大前提です。
しかし働きながら国家試験をめざす方が多いため、慌ただしく日々が過ぎてしまい、申し込みの締め切り直前に慌てて書類を準備する方も少なくありません。
そこで、本記事では介護福祉士国家試験の概要や申し込み方法を詳しく解説します。受験の申し込みも試験対策も余裕をもって準備し、ぜひ2024年の国家試験合格をめざしてください。
介護福祉士国試の概要
介護福祉士の国家試験は年に1回、毎年1月に筆記試験、3月に実技試験が行われます。
令和5年度、2024年に行われる試験のおもな概要は以下の通りです。
試験日 | 筆記試験:令和6年1月28日(日) 実技試験:令和6年6年3月3(日) |
合格発表 | 令和6年3月25日(月) |
申し込み期間 | 令和5年8月9日(水)~9月8日(金) |
受験手数料 | 18,300円(前年度参考、変更の場合あり) |
試験科目
1問1点125点満点、マークシート方式、以下の11科目群です。
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 総合問題
合格基準、合格率
合格基準は60%程度を基準とし、問題の難易度に応じて補正されます。また、11科目群すべてにおいて得点があることが必要で、1科目でも0点だと全体の点数が合格点に達していても不合格になってしまうため注意が必要です。
過去5年の合格率は以下の通りです。
受験者数 | 合格人数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
令和4年度(第35回) | 79,151人 | 66,711人 | 84.3% |
令和3年度(第34回) | 83,082人 | 60,099人 | 72.3% |
令和2年度(第33回) | 84,483人 | 59,975人 | 71.0% |
令和1年度(第32回) | 84,032人 | 58,745人 | 69.9% |
平成30年度(第31回) | 94,610人 | 69,736人 | 73.7% |
介護福祉士の国家試験は高めの合格率で推移しています。
出題範囲、科目は多く試験対策は大変ですが、しっかり試験対策を行って合格をめざしましょう。
申し込み方法
申し込みは郵送かインターネットで行います。
インターネットから申し込みができるのは介護福祉士国家試験の受験が2回目以降の方のみです。なお、過去の提出書類によっては2回目以降の受験であってもインターネット申し込みができない場合がありますので、早めに確認しましょう。
郵送での申し込み
初めての国家試験受験、もしくは過去に受験していても確定した証明書を提出していない方は郵送での申し込みになります。
郵送での申し込みの流れは以下の通りです。
- 7月上旬から『受験の手引き』を取り寄せる。インターネットかはがきで取り寄せ可能。
- 7月中旬以降に『受験の手引き』が届いたら必要書類を揃える。
- 受験ルート(養成施設ルート、福祉系高校ルート、実務経験ルート、EPAルート)により必要書類は異なる。『受験の手引き』や職場などに確認し、書類の不備がないように準備する。
- 『受験の手引き』に同封されている払込用紙で受験手数料を支払う
- 申し込み期間内に必要書類を送付用封筒に入れ、簡易書留で送付する
- 12月上旬頃に受験票が送付される
早めに『受験の手引き』を取り寄せ、余裕をもって書類の準備をしましょう。実務経験証明書など勤務先に記入してもらう書類もあるため、早めにお願いし、不備のないよう確認が必要です。
また実務経験や卒業が確定しておらず「見込み」の証明書を提出した場合は、期限までに確定した証明書を提出する必要があるため、忘れず送付しましょう。
インターネットでの申し込み
過去に受験していて確定した証明書を提出した方はインターネットでの申し込みができます。「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」のページで必要事項を入力します。
インターネットでの申し込みには以下の準備が必要です。
- メールアドレス
- 過去に受験した試験の「試験回」「受験番号」
- 顔写真データ(手続きの途中でカメラを起動して撮影も可能)
- クレジットカード(受験手数料をクレジット決済にする場合)受験手数料はクレジット決済ではなくコンビニエンスストアでの支払いも選択可能
インターネットでの申し込みでも、郵送の申し込みと同様に12月上旬頃に受験票が郵送で届きます。
介護福祉士国試対策
国家試験の申し込みを無事に済ませたら、あとは試験に向けて試験対策を行うのみです。
しかし介護福祉士国家試験を受験する方は、働きながら合格をめざしている方が多く、仕事と勉強を両立させることはとても大変です。
試験対策はおもに「独学」「通学(オンライン)講座」「通信講座」があります。ご自身の仕事やプライベートの都合、性格に合わせた勉強スタイルを選択しましょう。
コツコツと継続して取り組むことが得意な方は独学でも合格できます。しかし効率よくポイントを絞って勉強したい、どのように勉強を進めたらいいのかわからないためカリキュラムが組まれているほうがいい、質問や相談ができる環境がほしいなどの場合には通学・オンライン・通信講座を活用するのがおすすめです。
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2024年介護福祉士国試の準備は万全に
本記事では、介護福祉士国家試験の概要や申し込み方法、試験対策について解説しました。
2024年1月の国家試験まで約半年となりました。
余裕をもって試験の申し込みを済ませ、試験対策に取り組んでいきましょう。仕事と勉強の両立は大変ですが、介護業界でキャリアアップしていくためには、介護福祉士国家資格は必須の資格です。介護福祉士の資格があれば、介護のプロとして活躍の場は広がりますし、さらに上位の認定介護福祉士やケアマネジャーの資格もめざせます。
ぜひ2024年の介護福祉士国家試験に合格し、人材不足の介護業界、日本の超高齢社会を支えていきましょう。
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