介護福祉士は、年々ニーズが高まり続ける介護業界において唯一の国家資格です。
現在の日本は現状以上に総人口に占める高齢者の割合（高齢化率）が高まると予測されており、今後も介護業界は売り手市場が続くと考えられています。
今回は介護業界の中でも特に人気の高い介護福祉士の取得が気になっている方に向けて、試験勉強の方法や、効率の良い勉強方法についてご紹介していきます。
また土屋ケアカレッジでは介護福祉士をはじめとする介護に関する資格の取得や研修の受講を検討している方に対して、お得なキャンペーンをご紹介しています。
これから介護業界への転職を考えている方や、介護業界でのキャリアチェンジを考えている方にもおすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
介護福祉士国家試験の基本概要
介護福祉士の資格を取得するための国家試験は、毎年1月下旬に全国の会場で実施されます。
午前と午後を通して120問の筆記試験が行われ、合格目標の正答率は約60％となっています。
ただし正答率が60％に達していた場合であっても、どれか1つでも0点になってしまった科目があると不合格となります。
介護福祉士の国家試験に合格するためには試験範囲の全てを網羅的に学ぶ必要がありますので、試験勉強には計画的に取り組む必要があります。
介護福祉士国家試験を受験するために必要な資格
介護福祉士国家試験は誰でも受験できるわけではなく、受験資格が定められています。
自分の経歴が受験資格を満たしているのか、あるいは今後どのような働き方をすると受験資格を得ることができるのか、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
実務経験ルート
介護福祉士を目指す大半の方が利用する最もメジャーな受験資格が、実務経験ルートとなっています。
実務経験ルートは実務者研修資格の修了と、3年（1,095日）以上の介護現場での従業および540日以上の従事を満たすことで与えられる受験資格です。
いきなり介護福祉士として介護の現場にデビューすることはできませんので、まずはしっかりと実務経験を積み、知見を深めていきましょう。
養成施設ルート
厚生労働大臣によって指定を受けた四年制大学・短期大学・専門学校などの介護福祉士養成施設を卒業すると、介護福祉士国家試験の受験が可能になります。
これが、養成施設ルートと呼ばれる受験資格の取得手段です。
2017年までは養成施設の卒業をもって介護福祉士と認定されていましたが、2018年以降は養成施設の卒業者であっても国家試験の受験が必須です。
養成施設に通学する期間は、普通科高校の卒業生は2年以上、福祉系大学・社会福祉士養成施設・保育士養成施設の卒業生は1年以上と定められています。
福祉系高校ルート
中学校を卒業した生徒が、福祉系高校や特例高校を卒業することによって国家試験の受験資格を得る方法を、福祉系高校ルートといいます。
一般的な高等学校と同様に、3年以上の通学が必要となります。
養成施設ルートと同様に、学校を卒業しただけでは介護福祉士になれませんので、国家試験の受験が必須となります。
社会人におすすめ！実務経験ルートの試験勉強方法は？
社会人となってから「介護福祉士を目指そうかなぁ」と考えている方におすすめの受験資格取得ルートは、実務経験ルートです。
まずは介護の現場で3年の従事経験を積みながら介護福祉士国家試験の試験勉強に取り組むことで、一定の収入を得ながら国家試験の勉強を自分のペースで進めていく方法になります。
基本的には「出題範囲すべての内容確認→問題や過去問で練習→理解が足りていない科目を再度内容確認」の繰り返しが、介護福祉士の試験勉強方法としてはスタンダードです。
1月下旬の試験に向けて、確実に試験勉強を進めることができる方法を選び、介護福祉士を目指して頑張っていきましょう。
試験勉強の方法①自主学習
本屋やECサイトでは、国家試験の過去問題集や解説テキストなど様々な参考書が市販されています。
1冊2,000円から3,000円程度であることがほとんどですので、「受験勉強に対する費用を抑えたい」「マイペースにコツコツ努力することを苦に感じない」という方は、市販のテキストを使った自主学習がおすすめです。
なお介護福祉士国家試験の出題範囲は13科目11科目群にわたりますので、自己流で試験準備を行う際はスケジュール管理が必須です。
一般的には受験の1年ほど前から月に1～2科目の学習をすすめ、過去問で最終仕上げをするという方が多い印象です。
試験勉強の方法②通信教育
次にご紹介する介護福祉士の試験勉強の方法が、通信教育です。
様々な会社から通信教育のプランが提供されており、カリキュラムに従って半年から1年程度の学習を進めることで、試験対策を行うことが可能となっています。
費用は30,000円から50,000円程度が一般的で、添削や模試の有無によっても料金が変動する傾向にあります。
「完全な独学は苦手」と感じている方におすすめの試験勉強方法と言えます。
試験勉強の方法③オンラインスクールの利用
介護福祉士の試験勉強を行う方法として最もおすすめの方法は、オンラインスクールで授業を受けるスタイルの試験勉強方法です。
資格取得スクールのオンライン講座では介護福祉士の試験勉強を教えるプロの講義を聴くことができ、また質問や疑問点をすぐに相談することができるというメリットがあります。
同じ志をもつ仲間との絆も生まれやすく、同じ目的に向かって切磋琢磨しながら成長することができます。
さらにオンライン受講であれば通学にかかる時間や交通費も必要なく、実務経験ルートに必要な介護現場での従事と両立しやすいのも嬉しいポイントです。
一方で費用は高額になる傾向にありますので、自分自身の理解度や予算と相談して、負担のない講座をチョイスしましょう。
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