未経験から介護職はできる?未経験でもできる仕事とポイントを解説

日本は超少子高齢社会であり、介護職の需要が高まっています。

介護職を希望される方が多い中、「未経験からでも介護職になれるのか」と疑問を抱く方もいます。介護には専門知識や技術が必要であるため、不安も抱くでしょう。

今回は「未経験から介護職はできるのか」を中心に「未経験でもできる介護職の仕事」や

「未経験から介護職になるためのポイント」を紹介しています。

未経験から介護職はできる?

結論から言うと、未経験からでも介護職に就くのは可能です。

介護の転職をする方の中で、介護未経験の方の割合は約3割といわれているので、未経験の方でも介護職に就くことができています。

未経験からでも介護職ができる理由を以下にまとめました。

  1. 介護知識・技術は就職した場所で学べる
  2. コミュニケーションが苦手でも大丈夫
  3. いくつからでも介護職はできる

3つの理由を順に説明します。

介護知識・技術は就職先で学べる

介護の知識や経験がなくても、就職先で学べるので大丈夫です。

就職先は、エージェントの情報や履歴書から「介護職未経験である」ということを把握しています。就職後は教育者がつき、介護未経験の方でも働けるようサポートをしてもらえるため、安心してください。

最初から介護の仕事を1人ですることはなく、教育・指導のもと介護の知識や技術を身に付けていきます。

しかし、就職後にサポートを受けていても、不安を抱くことがあるかもしれません。

その時は、教育者に不安を伝えることで、解決方法を一緒に考えられます。

コミュニケーションが苦手でも大丈夫

介護職は人と関わるため、コミュニ―ケーションが苦手な方は心配かもしれません。

現場では積極的にたくさん話すことよりも「相手の話を傾聴する」「笑顔でいる」ことの方が重宝されます。

なぜかというと、信頼関係を構築するためには、クライアントの気持ちをくみ取ることが大切だからです。そして、笑顔は人を安心させます。

というのも、相手の話を傾聴するよりも自分が話すことを優先すると「この人は気持ちを分かってくれない」と思われることがあります。。

つまり、相手の話を傾聴することが優先される職場であるため、コミュニケーションが苦手な方でも働きやすい環境といえるのです。

いくつからでも介護職はできる

年齢によっては「自分の年齢で介護職はできるのか」と思われるかもしれません。

介護職はさまざまな年代の方がおり、40、50代から働き始めたという方もいます。

体力に自信がない方でも、体に負担のかからないような介護の方法を学べます。

また、働く場所によって介護職に求められるスキルも異なります。体力に自信がない方は、介護度が高くない勤務場所を選択するとよいでしょう。

未経験でもできる介護職の仕事

未経験でもできる介護職の仕事内容は主に2つあります。

①クライアントに直接関わらない仕事と、②有資格者の指導・付き添いの元、直接関わる仕事があります。

未経験でもできる介護職の仕事は以下の5つです。

  1. 清掃・整理整頓
  2. シーツ交換
  3. 配膳・下膳
  4. 事務仕事
  5. 身体介護

順に説明していきます。

1.清掃・整理整頓

清掃・整理整頓は、患者さんや利用者さんの安全確保や感染対策、働くスタッフの身を守るためにも必要な仕事です。

大規模な病院や施設だと清掃業者が入っていることもありますが、中小規模では介護職員が清掃しています。

最初は指導者から物品の位置や清掃方法を教わりながらの作業となりますが、後に1人でできるようになります。

2.シーツ交換

ベッドのシーツ交換は病院や施設が行い、決められた曜日や時間に一斉に交換するのが基本です。

ただし、シーツが汚れた時は、その都度交換します。

シーツ交換はベッドメイキングともよばれ、ベッドの寝具を清潔なものに交換することや、ベッド周囲を整えることも含まれます。

3.配膳・下膳

食事の配膳・下膳は介護職員の仕事であるケースが多いです。

人によって食事の形態・内容が異なるため、間違えて配膳しないように注意が必要です。

名前と顔を覚え、正確に配膳できるようになりましょう。

4.事務・工作

勤務地によって異なりますが、事務仕事や工作をするのも仕事内容に入っている場合があります。

事務仕事の内容は、主にPC作業や記録の記載、電話対応で、工作はイベントなどの飾りや、日常に必要なものを作るときにする作業です。

5.身体介護

未経験から介護職をはじめる場合、身体介護は施設やデイサービスのみ行えます。

訪問介護の場合、介護に関する資格がある方のみが直接介護を行います。

一方、施設やデイサービスなどでは、未経験でも資格がある方の指導のもとであれば、直接介護が可能です。

行う作業としては、簡単な業務である着替えや清拭(体を拭くこと)の介助から、移動・食事・排泄の介助など幅広いです。

未経験から介護職になるポイント

未経験から介護職になるために、押さえておきたいポイントをまとめました。

  1. 介護未経験でも働ける記載があるか
  2. どのような働き方をしたいか
  3. どのような介護をしたいか

3つのポイントを順に紹介します。

1. 介護未経験でも働ける記載があるか

介護未経験でも働ける場所は、求人票やホームページに「初心者歓迎」「未経験可」と記載されています。応募する際は、未経験でも働けるのかの確認を忘れないようにしてください。。

もし、興味がある勤務地で記載されていない場合は、一度問い合わせをするとよいでしょう。

2. どのような働き方をしたいか

介護職が活躍する場所には、病院、施設、デイサービス、訪問介護などがあります。

働く時間や採用方法は、それぞれ勤務先によって異なりますが、ベースとして以下の時間帯や雇用形態があります。

【働く時間】

日勤:朝から夕方までの勤務

夜勤:夕方から次の日の朝までの勤務

早出(早番):早朝から夕方までの勤務

遅出(遅番):昼過ぎから夜までの勤務

※時間は多少前後します。

【雇用形態】

正社員:月の勤務時間と給料が固定されている働き方

契約社員:契約期間が定められている働き方

パート:時間で給料が支払われる働き方

ライフスタイルに合った働き方を選択しましょう。

3.どのような介護をしたいか

働く場所により介護の内容もさまざまです。

「こういう介護をしたい」と希望がある方は、希望にマッチした場所を選択しましょう。

やりたい介護を実現する道筋をたてることで、モチベーションアップにも繫がります。

特に希望がない方は、施設や企業の理念や考えに着目し、少しでもあなたに合う場所を選びましょう。

企業の理念や考えは、求人票やホームページで確認できます。

ポイントをおさえれば未経験から介護職になれる

今回は「未経験から介護職はできるのか」を中心に「未経験でもできる介護職の仕事」や

「未経験から介護職になるためのポイント」を紹介しました。

未経験からでも介護職に就くことは可能で、未経験でも必要とされる介護の業務はあります。そのため応募するにあたり、まずは未経験でも学べる体制があるか、求人票やホームページから確認しましょう。

そして、どのような働き方や介護をしたいのかを考えることも大切です。。希望する場所を探す際は、施設や企業の理念も確認することも忘れてはなりません。企業の理念を確認することで、あなたにより合った場所を見つけやすくなります。


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