未経験から介護職はやめたほうがいい?理由と介護のリアルを紹介

介護職に興味を持ちネットで調べると「未経験での介護職はやめたほうがいい」という声を目にします。

では、なぜやめたほうがいいといわれるのでしょうか。

今回は「未経験から介護職はやめたほうがいい?」という疑問にお答えしながら「やめたほうがいいと言われる理由」と「未経験から介護職に就くコツ」を紹介します。

未経験から介護職はやめたほうがいい?

「未経験から介護職はやめたほうがいい」という意見がありますが、決してそのようなことはありません。

未経験の方でも介護職で働き続けている方はいます。

しかし、介護職になる前に「介護職がどのような仕事をしているのか」現場を知っておかないと、理想とのギャップに苦しむ可能性があり、介護職を続けられないかもしれません。

介護現場の状況を紹介しながら「やめたほうがいい」といわれる理由を紹介していきます。

未経験から介護職はやめたほうがいいと言われる理由

なぜ「未経験から介護職はやめたほうがいい」と言われるのか、その理由として以下の5つが挙げられます。

  1. 思っていた仕事と違う
  2. 体力を使う
  3. 年下から指導されることがある
  4. 給料が低いところがある
  5. 休みがとりづらい

順に説明していきます。

思っていた仕事と違う

介護職は、主にご高齢の方で何かしらの病気を患っている方の介護をします。

その中には認知症の方もおり、コミュニケーションが思うようにできないこともあります。

何度も同じことを聞かれたり、感情的になったりすることもあるため、コミュニケーションの取りづらさが嫌になることも。

また介護職というのは、排泄や入浴といった日常生活で必要な動作ができない方の介助を行う必要があります。

そのため、潔癖症の方には難しい仕事かもしれません。

体力を使う

介護職は体力が必要な場面が多くあります。

ベッドに寝たきりといった介護度が高い方はご自身で動くことが難しく、介護する側の力が必要です。

とはいえ、1人での介護が難しい方には2人で介護をしたり、体に負担がかからない介護方法を学んだりします。

なるべく体に負担のかからない介護を実践しているので、極端な心配はいらないでしょう。

また、働く場所によっては夜勤があるところもあります。

普段眠る時間に起き、長時間介護をしないといけないため、かなりの体力が必要です。

体力に自信のない方は、夜勤の無い勤務先を選ぶことをおすすめします。

年下から指導されることもある

介護職は20代~50代と年齢の幅が広く、介護の経験がある年下から指導されることもあります。

「年下から指導されるのは嫌だ」と思う方は、介護職はやめたほうがいいかもしれません。

給料が低いところもある

厚生労働省の調査によると、令和2年2月の介護職の基本給の平均額は182,260円です。

決して高い給料とはいえませんが、平成31年2月の基本給と比較すると3,160円アップしています。

加えて、手当や賞与も合計すると、月額給与の平均額は315,850円です。

平成31年2月の月額給与と比較すると、15,730円アップしています。

「給料が低い」と言われることもある介護職ですが、現在は介護職の需要が高まり、給料が徐々に上がっている傾向にあるといえます。

企業によって基本給や手当、賞与額は変動するので、就職する前に確認しましょう。

参考▶ 厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

休みがとりづらい

介護職は休みがとりづらい傾向にあります。

病院や施設など夜勤があるシフト制のところは、まとまった休みがとりづらいです。

また、日中のみの勤務のところでも、祝日に営業している場合があるため、思うように休めない可能性もあります。

企業によって休日日数は異なるので、転職の求人票やエージェントの情報から、年間休日や有休取得率を確認しましょう。

未経験から介護職に就くコツ

ここまでの「未経験から介護職はやめたほうがいい」と言われる理由をふまえ、未経験でも介護職ができるようになるコツを紹介します。

  1. クライアントは病気を抱えていると念頭におく
  2. 働き方やキャリアアップを考える
  3. 自分の希望に合う企業を調べる

順に説明していきます。

対象者は病気を抱えていると念頭におく

仕事内容でギャップを感じないよう、介護職のクライアントは「病気を抱えているご高齢の方が多い」ことを念頭においておきましょう。

認知症やその他の疾患により意思疎通がスムーズにいかないことも多々あり、「相手に言い聞かせよう」と思うと、コミュニケーションは上手くいきません。

介護職員を目指すのであれば「理解してもらえないこともある」と割り切って、話を傾聴する側になるスキルを身に付けるほうが、コミュニケーションは上手くいきやすいです。

日常生活動作の介助に関しても「1人ではできないからサポートしている」と思うようにするとよいでしょう。

働き方やキャリアアップを考える

介護職に就いたらどのような働き方をしたいのか考えましょう。

病院や施設、デイサービスや訪問事業など、活躍できる現場がたくさんあります。どのようにして働きたいのかを考え、希望に合った企業を探しましょう。

加えて、介護職には資格があり、キャリアアップを目指せます。資格の取得は、働く場所の選択肢が増えたり、給料がアップしたりといったことにもつながります。

キャリアアップを考えている方は、資格取得の支援がある企業を選ぶとよいでしょう。

自分の希望に合う企業を調べる

自分の希望に合う企業を調べることで、介護職として働き続けやすくなるでしょう。

介護の内容、給料、休日日数、企業の理念などは企業によって異なります。

求人票やエージェントからの情報、企業のホームページで希望に合うか確認しましょう。

加えて「初心者歓迎」「未経験可」と書かれているかの確認も大切です。

記載があるところは、介護未経験の方でも受け入れられる体制が整っているとわかります。

介護職は若い人はつかない方がよい?

「介護職は若い人は就かない方がよい」という意見もあります。

上記で紹介したした「やめたほうがいいと言われる理由」から、若い人におすすめしないという意見です。

しかし、介護職は年齢関係なく向いている人はいますし、向いていない人もいます。

これは、どの仕事でもいえることです。

少しでも介護職に興味があるのであれば、その気持ちを尊重していただけたらと思います。

未経験から介護職はやめたほうがいい?まとめ

今回は「未経験から介護職はやめたほうがいい?」という疑問にお答えしながら「やめたほうがいいと言われる理由」と「介護職に就くコツ」を紹介しました。

未経験でも介護職はできますし、続けられている方もいます。

しかし、理想とのギャップを思うと「やめたほうがいいのではないか」と思うこともあるかもしれません。

介護の現場を知っておけば、実際に働いてからのギャップも少なく済みます。

加えて、未経験から介護職になるコツをおさえておけば、働きやすくなるでしょう。

特にネットは悩みや不安を投稿することが多いので、ネガティブな意見が目立つものです。

介護職に意欲や気持ちがあるのなら、一歩踏み出してみてはいかかでしょうか。前向きな気持ちを応援しています。


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