介護士未経験でも必要なスキルとは?身につけておきたいスキルを紹介!

介護職は未経験・無資格でも目指せる職業です。

なぜなら介護施設や介護事業所は、新人教育に力を入れているところが多いからです。

未経験で介護の知識が無い方でも、研修期間内に仕事を覚えることができるため「身体介助をしたことがない」「身体介助のやり方がわからない」という方でも安心して仕事に就くことができます。

しかし、未経験の方でも身につけておきたいスキルはいくつかあります。

今回は、介護未経験の方でも必要なスキルを紹介していくので、自分はスキルを持ち合わせているのかチェックしながら読んでください。

介護未経験でも必要なスキル

介護士未経験の方でも必要なスキルは以下の通りです。

  1. コミュニケーションスキル
  2. 観察力
  3. 判断力
  4. 共感力

それぞれ順に説明します。

コミュニケーションスキル

介護施設で働くことになったら、初日から利用者さんとコミュニケーションを取ります。

その際、利用者さんの生活スタイル、性格などを理解した上で、コミュニケーションを取る必要があります。

また、常に明るく元気な方は、利用者さんからの印象も良く、介護士に向いているでしょう。介護を必要としている利用者さんは、常に不安と隣り合わせであるため、介護士に元気がないと利用者さんが余計不安になってしまったり、心配になったりする場合があります。

利用者さんとは常に明るく元気で、コミュニケーションを取るように心がけましょう。

また、利用者さんとのコミュニケーションだけではなく、同じ介護スタッフの方ともコミュニケーションを通じて、利用者さんの状況・状態等を正確に伝える必要があります。

観察力

利用者さんは気分が悪かったり、何か不安なことがあったりしても、介護士に迷惑をかけまいと1人で抱えてしまいがちです。また、認知症を患っている方は気分が悪かったり、どこか痛くても、自分の言葉では表せないことが多くあります。

そのため、介護士は利用者さんの様子が少しでもおかしいと思ったら、すぐに気付ける観察力が必要です。

利用者さんの体調の変化に気づくには、利用者さんとコミュニケーションをしっかりとる、普段の生活を記録するなどと日頃から工夫を行う必要があります。

判断力

どの介護施設・介護事業所にも事故や緊急時のマニュアルは用意されています。

しかし、マニュアルに書かれていないことが起こってしまった場合には、状況や状態に応じて適切な判断を下さなくてはいけません。

また、マニュアルが用意されている事故などが起こってしまった場合も、マニュアルに書いてあることを全て採用するのではなく、自分で何をするべきなのかを判断をしなくてはいけません。

時には、介護士の判断で利用者さんの生死が決まってしまう場合もあります。

そのため、介護士未経験の方でも、適切な判断ができるスキルは必ず持っていなくてはいけません。

万が一のことが起こった際に適切な対応ができるのか不安な方は、介護の資格を取得するのが良いでしょう。「初任者研修」や「実務者研修」では、緊急時の対応方法も学ぶことができるのでおすすめです。

共感力

介護士未経験の方でも、利用者さんの考えていること、感じていることに共感できるスキルが必要です。

利用者さんの中には、重い病気や障害、認知症を患っている方もいます。

レビー小体型認知症を患っている方は、健康な人には理解し難い「幻覚」や「幻聴」などの症状が出る場合があります。幻覚は「知らない人が立っている」「虫が大量にいる」「ネズミが大量にいる」などが代表的です。

利用者さんに幻覚の症状が出ているときは、利用者さん自身も怖いと感じている場合が多いため「虫なんかいませんよ!」と否定するのではなく「怖かったですね。一緒に退治しにいきましょう!」などと共感を示し、適切な対応をすることが求められます。

また、高齢者は比較的うつ病になりやすいといわれています。パートナーや子供に先立たれ、仕事もしておらず、ただ死を待っているだけの人生だと感じてしまう高齢者も少なくありません。

健康な介護士には理解し難いことかもしれませんが、利用者さんの辛い気持ちや寂しい気持ちに寄り添うのも、介護士の仕事です。

スキルを持ち合わせていなくても大丈夫!

今回紹介した「介護士未経験でも必要なスキル」を持ち合わせていないと不安に感じる人もいるでしょう。

また「スキルを持ち合わせていないわけではないが、不安」と感じる人もいるでしょう。

自分のコミュニケーション能力、判断力などに不安を感じている方は、資格を取得するのがおすすめです。

介護士未経験でも取得できるおすすめの資格は「初任者研修」と「実務者研修」です。

どちらも受講資格はないため、誰でも受講できますが「実務者研修」は「初任者研修」の上位に位置する資格であるため、初めて資格を取る方は「初任者研修」がおすすめです。

初任者研修では、介護の考え方から、利用者さんとのコミュニケーションの取り方、緊急時の対応方法、身体介助の仕方まで学ぶことができます。

介護士として働く上で必要最低限の知識を得ることができるので、今後介護士として働きたいと考えている方は、ぜひ資格取得を目指してください。

土屋ケアカレッジでは、現在受講費支援キャンペーンを行っているため、各種研修をお得に受講いただけます。また、受講費全額キャッシュバック制度もございますので、詳しくはお近くの土屋ケアカレッジまでお問合せください。

スキルを磨いて介護士として活躍しよう!

今回は、介護未経験でも必要なスキルについてご紹介しました。

身体介助などは、入社後に研修を行ってもらえるため、入社前から無理に覚える必要はありません。

しかし、今回紹介した「コミュニケーション能力」「観察力」「判断力」「共感力」は例え介護未経験であっても必要なスキルになります。裏を返せば、これら4つのスキルを持ち合わせている方は介護士に向いている、ということです。

自分のスキルに不安を感じている方でも、仕事をしているうちにスキルが磨かれていくので焦ることはありません。ただし、万が一のことに備えて「介護の知識をつけたい」「スキルを身につけたい」と考えている方は、ぜひ資格取得を目指してください。

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