高齢化が進み、どんどんニーズが高まっている介護士。
介護は、高齢者の身体に直接触れる仕事であるため「資格がないと介護士になれないのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。
介護職は人の命を預かる責任の重い仕事ではありますが、無資格・未経験でも介護士になれます。
ここでは、未経験から介護士になるためのステップを紹介します。介護士になりたい方はぜひ参考にしてください。
未経験でも介護求人に応募して大丈夫!
全くの未経験・無資格の方でも介護の求人に応募することは可能です。
介護業界は常に人手不足のため、未経験・無資格でも働ける介護施設や介護事業所はたくさんあります。
「早く介護士になりたい」「できるだけ早めに転職・就職したい」と考えている人は、思い切って求人に応募しても良いでしょう。
新人教育に力を入れている介護施設や介護事業所がほとんどのため、未経験でも安心して介護士としてのキャリアを積むことができます。
未経験から介護士になるデメリット
介護職は未経験でも応募可能な職種ですが、介護に関する知識を何も持っていない状態で介護士を始めることには、さまざまなデメリットがあります。
ここでは未経験から介護士になるデメリットを4つご紹介します。
- 入社後のギャップ
- 利用者さんの気持ちがわからない
- 業務内容が限られてしまう
- 仕事に慣れるまで時間がかかる
それぞれ順に説明します。
入社後のギャップ
介護士の仕事内容をしっかりと把握していない状態で介護施設に入社すると、入社後にギャップを感じてしまう可能性があります。
例えば、祖父母の付き添いでデイサービスなどに行ったことがある人は、介護士の仕事は利用者さんと体操したり、食事をしたりするイメージが大きいかもしれません。
しかし、実際の介護士の主な仕事内容は着替えの介助、食事介助、入浴介助、口腔ケア、排泄介助などです。体力を使う仕事であるため、体力に自信がない方は身体的にきついと感じる場合もあります。
入社後にギャップを感じないためには、入社前に介護士の仕事をしっかり把握することが大切です。
利用者さんの気持ちがわからない
知識や経験がないと利用者さんの気持ちがわからず、どうすればいいのか困ってしまう場合もあります。
利用者さんの中には、自分の気持ちを言葉に表現するのを難しいと感じている方がいます。自分の気持ちを上手に表現できない利用者さんの気持ちを読み取るのも、介護士の大切なお仕事です。
業務内容が限られてしまう
未経験・無資格の方はできる仕事が限られてしまいます。
例えば、利用者さんの自宅に訪問し介護を行う訪問介護や、重度の障害を持っている方が対象の重度訪問介護は無資格で行うことはできません。
訪問介護を行うには「初任者研修」以上の資格が必要であり、重度訪問介護を行うには「重度訪問介護従業者養成研修」の資格が必要です。
仕事に慣れるまで時間がかかる
知識や経験がない方は、覚えることや勉強しないといけないことがたくさんあるため、仕事に慣れるまでに時間がかかります。
正しい移乗介助の仕方、食事介助の仕方、口腔ケアの仕方、おむつ交換の仕方など、最初は勉強・覚えることから始まり、実際に1人で正しい介助が行えるようになるまで、練習する必要があります。
未経験から介護士になるまでのステップ
前段では、未経験で介護士になるデメリットを紹介しました。未経験から介護を目指すデメリットは少なくないため、最初は辛いと感じてしまうかもしれません。
そのため、入社する前に「初任者研修」を取得することがおすすめです。
初任者研修とは、介護職として働く上で必要な知識やスキルを身につけるための研修です。介護士の入門資格とも呼ばれており、初任者研修に合格することで、介護士としてのキャリアがスタートします。
初任者研修を取得し、介護士になるまでのステップは以下の通りです。
- 初任者研修を受講するスクールを選ぶ
- 初任者研修を受講する
- 初任者研修の修了試験を受ける
- 介護施設で介護士として働き始める
それぞれ順に紹介します。
初任者研修を受講するスクールを選ぶ
まずは、初任者研修を受講するスクールを選びましょう。
スクールを選ぶ際は、研修修了後に就職サポートがあるか必ず確認をしましょう。
研修が修了したあと、なるべく早く就職ができるようにサポートしてくれるスクールに通うと良いです。
初任者研修を受講する
初任者研修受講にあたって受講条件はないため、未経験・無資格の方を含め、誰でも受講することが可能です。
初任者研修の受講期間は最短で1ヶ月ほどです。
自宅学習と通学講習を組み合わせたカリキュラムであるため、仕事をしながらでも効率よく学べます。
初任者研修の修了試験を受ける
初任者研修の授業を全て修了したら、最後に修了試験を受け、合格する必要があります。
初任者研修の修了試験の難易度は決して高くありません。
修了試験の出題範囲は、授業や課題で学んだ内容なので、しっかりと対策をすれば合格できます。
介護施設で介護士として働き始める
初任者研修の修了試験に合格したら、晴れて「初任者研修」の資格保有者になります。
資格取得後は、介護士になるための就職活動・転職活動を始めましょう。
初任者研修は、介護の基本的な知識が身についている証拠にもなるため、就職や転職の際には有利になるでしょう。
スクールに就職サポート制度が設けられている場合は、利用することで転職・転職する手間や時間が省けるため、ぜひ利用してみてください。
初任者研修を取得して介護士を目指すなら土屋ケアカレッジがおすすめ!
今回は、未経験から介護士になるまでのステップを紹介しました。
未経験・無資格から介護士を目指すことは可能です。しかし、さまざまなデメリットがあるため、初任者研修を取得してから介護士を目指すことがおすすめです。
土屋ケアカレッジでは、今なら初任者研修をキャンペーン価格で受講することができます。
また、初任者研修修了後、就職のご案内もしているため、すぐに介護士として活躍することができます。
初任者研修取得を検討している方は、ぜひ土屋ケアカレッジのホームページを覗いてみてください。