働きながら介護職員初任者研修の取得は可能なのか?メリットやデメリットを紹介

需要が高まっている介護士として働くための最初の一歩である「初任者研修」の取得を目指し、日々努力を積み重ねている方は、年々増えてきています。

しかし、初任者研修取得において「働きながら初任者研修を取得することはできるの?」「仕事と学習を両立させるメリットやデメリットはなにか」と疑問に思う方も多いでしょう。

そこで今回は、働きながら初任者研修を取得することは可能なのか、という点を解説しながら、仕事と学習を両立させる際のメリットやデメリットを、詳しく紹介していきます。

介護職員初任者研修とは?

初任者研修は介護資格であり、正式には「介護職員初任者研修」といいます。かつては「ヘルパー2級」と呼ばれていましたが、2013年4月1日の介護保険法施行規則改正によって「介護職員初任者研修」と呼ばれるようになりました。

介護職のスタート地点である「初任者研修」を取得することで、介護職としてのキャリアがスタートします。

初任者研修を取得するには、130時間のカリキュラムを受講する必要があります。

130時間の研修を全て受講した後、修了試験が実施され、合格すれば晴れて介護職員初任者研修修了者になります。

介護初任者研修は働きながら取得できる?

介護初任者研修は、働きながら取得することが可能です。

多くの方が、働きながら初任者研修を取得しています。

「仕事と学習を両立させることできない!」と考える方も多いですが、初任者研修はある程度自分のペースで学ぶことができる、柔軟性の高い研修資格なので、両立できている方がほとんどです。

通信講座があるから自分のペースで学べる

初任者研修で受講する130時間のカリキュラムのうち、40.5時間が自宅で学習する「通信講座」です。

通信講座は自宅で学習できるため、仕事に行く前や仕事帰りに勉強するなど、自分のペースに合わせて学習することができます。

スクールに通う頻度を自分で決められる

スクールに通学する頻度はスクールのスケジュールにもよりますが、基本的には自分で決められます。

仕事が忙しい方や、体力に自信がない方は1週間に1回〜2回の通学コースがおすすめです。

一方で体力に自信がある方や、仕事をしながら学習にも力を入れたい場合は、週3回〜4回通学することも可能です。

スクールに通う頻度を自分で決められる・通信講座が実施されていることにより、多くの受講者は仕事と学習の両立に成功しています。

働きながら介護初任者研修を取得するメリット

働きながら介護初任者研修を取得するメリットは2つあります。

  • 効率よくキャリアアップが目指せる
  • 勉強したことを、すぐに職場で活かせる

それぞれ順に説明していきます。

効率良くキャリアアップが目指せる

働きながら初任者研修を取得することで、効率よくキャリアアップが目指せます。

働く前に初任者研修を取得した方は、資格保有者ではあるものの、業界未経験の方がほとんどです。

一方で働きながら初任者研修を取得した人は、資格保有者であり、同時に介護職経験者でもあるので評価されやすく、最短でキャリアアップを目指すことが可能です。

研修で学んだことをすぐに職場で活かせる

初任者研修で学んだことをすぐに職場で活かせることも、働きながら初任者研修取得を目指す大きなメリットです。

研修で学んだことを、実際に現場でアウトプットしていくことで、学んだことが徐々に定着していきます。

自身の復習にもなるため、修了試験で良い結果を残すことができます。

また、介護職員は常に質の良い介護サービスを、利用者さんに提供することが求められています。

研修で学んだことを職場で活かすことにより、利用者さんにより質の良い介護サービスを行うことが可能です。

働きながら介護初任者研修を取得するデメリット

次に、働きながら初任者研修を取得する際のデメリットを紹介します。

ハローワークで助成金を受け取ることがでない

ハローワークでは、一定の条件を満たせば求職支援制度の対象になり、助成金を受け取りながら初任者研修を受講することができます。

しかし、働きながら資格を取得する場合は、求職支援制度の対象外になってしまうため、助成金を受け取ることができず、初任者研修の受講費は自己負担になります。

疲労が溜まる

働きながら初任者研修取得を目指す場合、仕事以外の時間に学習する必要があります。

体力に自信がある方でも、スケジュールを詰め込んでしまうと疲労が溜まってしまい、勉強が捗らなくなってしまう可能性があります。

先ほどもお伝えした通り、初任者研修は柔軟性の高い資格であるため、ある程度自分のペースで勉強を進めることが可能です。

自分の体力や体調を最優先し、上手にスケジュールを組んでいきましょう。

働きながら初任者研修取得を目指す際の注意点

次に、働きながら初任者研修取得を目指す際に注意することを紹介します。

職員に初任者研修を受講することを伝えておく

まずは、職場のスタッフに初任者研修を受講することを伝えておきましょう。

あらかじめ伝えておくことにより、スクールに通学しなくてはいけない日はお休みにしてもらうなど、必要に応じてシフトを調整してもらえます。

自分の体調を最優先する

いくら自分のペースで初任者研修の学習を進められるといっても、仕事と学習を両立させることは、決して楽ではありません。

無理をしてしまうと、体調を崩してしまう可能性もあります。

そのため、自分のペースで無理をせずに仕事と学習を両立させていきましょう。

自分のペースで無理せずに学習を進めていくには、スクールに通学する頻度を慎重に決める必要があります。

自分の体調や体力も考慮した上で、週に何回通学するか慎重に決めていきましょう。

また、スクールによっては、希望通りのスケジュールで研修を受講できない場合があります。

そのため、受講先のスクールを決める際は、自分のペースで学習できるか確認しましょう。

土屋ケアカレッジでは「すぐに資格を取得したい」または「体調が不安だからゆっくり取得をしたい」など、受講者の希望に合わせて、自分に合ったペースで無理なく学習できます。

初任者研修取得を目指している方は、ぜひ土屋ケアカレッジで資格取得を目指しませんか?

自分に合ったスケジュールを立てていこう

今回は、働きながら初任者研修を取得するメリット・デメリット、そして仕事と学習を両立させる際の注意点を紹介しました。

働きながら初任者研修を取得することで、効率よく介護職としてのキャリアを形成できるので、メリットとデメリットを踏まえた上で、自分に合ったスケジュールを立てながら無理なく資格取得を目指していきましょう。


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