初任者研修は働きながら受講できる?仕事と勉強を両立させるコツを紹介

介護の入門資格ともいわれる「介護職員初任者研修」。

初任者研修の研修時間は全国共通で130時間と決められており、週4で研修を受けるとすれば最短1ヶ月で資格を取得することが可能です。

しかし、社会人にとって130時間という時間を確保するのはそう容易なことではありません。かといって資格取得に専念するために仕事を辞めるのも不安ですよね。

そこで今回は、働きながら初任者研修を受講することは可能なのかを紹介します。また、働きながら受講するメリットやデメリット、両立させるコツも併せて紹介します。

初任者研修は働きながら受講できる?

初任者研修は、働きながら受講することが可能です。実際、働きながら受講している人がほとんどでしょう。

また、初任者研修の修了試験の合格率はほぼ100%であり、受講したほぼ全員が資格を取得しています。

初任者研修を働きながら受講するメリット

初任者研修を働きながら受講するメリットは以下の通りです。

  • 安定した給料をもらいながら資格取得ができる
  • スクールで学んだ知識を現場で活かせる
  • 職場の資格取得支援制度を利用できる

それぞれ順に説明します。

安定した給料をもらいながら資格取得ができる

仕事を退職後、資格取得に専念し週4回ほど初任者研修を受講しても、資格を取得するまでに最短1ヶ月はかかってしまいます。自分で生活を営んでいる方にとって1ヶ月間給料がもらえないのはつらいでしょう。

しかし、働きながら研修を受講することで、安定した給料をもらいながら、キャリアアップをすることが可能です。

スクールで学んだ知識を現場で活かせる

初任者研修では介助方法、クライアントへの接し方、介護の考え方などを学ぶことができます。

スクールで学んだ内容は、すぐに現場で活かすことができるため、早い段階でクライアントに質の高いサービスを提供することができます。

また、スクールで学んだ内容を現場で実際に活かすことにより、自分自身のスキルアップや修了試験の復習にもなるでしょう。

職場の資格取得支援制度を利用できる

介護施設や事業所によっては、資格取得に必要な費用を一部、または全額負担する「資格取得制度」を設けているところがあります。

働きながら、割引価格で資格を取得できるため、金銭面でお得に資格を取得することができます。

なお、職場によっては資格取得支援制度を設けていないところもあるので、資格を取得する際は必ず先に確認しましょう。

初任者研修を働きながら受講するデメリット

次に、初任者研修を働きながら受講するデメリットを紹介します。

デメリットは以下の通りです。

  1. ハローワークの教育訓練給付金制度を利用できない
  2. 仕事と学習を両立させるのが大変

それぞれ順に説明します。

ハローワークの教育訓練給付金制度を利用できない

ハローワークは、教育訓練給付金制度を実施しており、制度を利用することで無料で初任者研修を受講できます。

初任者研修の受講費用の相場は4万円〜10万円と安いとはいえません。

ハローワークの教育訓練給付金制度を利用することによって、初任者研修を無料で受講できるようになりますが、この制度は求職者が対象であるため、仕事をしながら制度を利用することができません。

制度を利用することにより費用は無料になるものの、手続きが大変だったり、面接などをしなくてはならないために受講するまで時間がかかったりとさまざまなデメリットがあります。

しかし、仕事をやめて資格取得に専念したい方にはおすすめの制度です。

仕事と学習を両立させるのが大変

働きながら資格を取得することは、学習と仕事を両立させる必要があるということです。

前述した通り、初任者研修の合格率はほぼ100%とはいえ、仕事と学習を両立させることは安易なことではありません。

日中は仕事をし、夜は学習をするというハードなスケジュールが1ヶ月から数ヶ月ほど続きます。

無理をしすぎて体調を壊してしまう人も少なくありません。体調を崩さないためにも、働きながら資格を取得する場合は、必ず職場の人に資格を取得することを早めに伝えましょう。早めに伝えることで、シフトの調整などもしてもらえるでしょう。

仕事と学習を両立させるコツ

前述した通り、仕事と学習を両立させることは安易なことではありません。

そこで、仕事と学習を両立させるコツを紹介します。

  1. スケジュールをしっかり管理する
  2. 効率よく学習する
  3. 周囲に頼る

それぞれ順に説明します。

スケジュールをしっかり管理する

仕事と学習を両立させるのに一番大切なことは、仕事と学習の時間をバランスよく配分し、自分にとって最適なスケジュールを作成することです。

時間を有効に使うために、ToDoリストやカレンダーを活用してみるのが良いでしょう。

効率よく学習する

効率の良い学習の仕方はたくさんありますが、通勤時間などの隙間時間を利用して学習する、ノートの作成はあまりせずに、大切なことをテキストに直接書き込むなど、自分にあった効率の良い学習方法を探しましょう。

また、初任者研修の場合、研修時間の約40時間はオンラインでも受講できるため、自分のペースにあった学習ができるでしょう。

周囲に頼る

仕事と学習を両立するためには、周囲からのサポートも重要です。前述した通り、シフトを調整してもらったり、勉強で悩み事などがあったら相談したりしましょう。

また、掃除や洗濯など家の仕事は、家族のメンバーにお願いするなど家族の協力を得ることも大切です。

働きながら初任者研修を受講してキャリアアップを目指そう!

今回は、働きながら初任者研修を受講するメリットやデメリット、学習と仕事を両立させるコツを紹介しました。

働きながら資格を取得することは安易なことではありませんが、安定した給料をもらいながらキャリアアップができる、職場の資格取得支援制度を利用できるなどのメリットがあります。両立できるか不安な方は、シフトを調整してもらったり、金銭面で不安な方は職場の資格支援制度を利用したりと工夫を重ね資格を取得しましょう。

「土屋ケアカレッジ」では、初任者研修の費用を全額キャッシュバックする制度を設けています。資格取得に興味があるかたは、土屋ケアカレッジのHPをチェックしてみてください。

資格を取得し、一緒にクライアントの生活を支えていきましょう。

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