【実務者研修】実務者研修を受けるには?条件・費用・流れをわかりやすく紹介

【実務者研修】実務者研修を受けるには?条件・費用・流れをわかりやすく紹介

「実務者研修、そろそろ受けたら?」

――と職場で声をかけられた方。介護福祉士を目指そうと思い立った方。
そんなきっかけで「実務者研修 受けるには」と検索された方も多いのではないでしょうか。

「自分は受けられるのか」「何から始めればいいのか」「働きながらでも大丈夫なのか」など、最初の一歩には疑問がつきものです。

この記事では、実務者研修を受けるための条件・費用・申し込みから修了までの流れを、はじめての方にもわかりやすく紹介します。
読み終わるころには、自分が今日から何をすればいいかがはっきり見えてくるはずです。

この記事の要点

この記事の要点
  • 実務者研修に受講資格はなく、無資格・未経験でも受けられる
  • 持っている資格によって受講時間と費用は大きく変わる
  • 通信+通学だから、働きながらでも修了を目指せる

実務者研修を受けるには?結論、特別な条件はありません

実務者研修を受けるには?結論、特別な条件はありません

実務者研修に受講資格の定めはなく、無資格・未経験の方でも、誰でも受講を申し込めます。

無資格・未経験でも受講できる

実務者研修(正式名称:介護福祉士実務者研修)には、国が定めた受講条件がありません。
介護の仕事をしたことがない方や、現在まったく別の業界で働いている方でも、スクールに申し込めばその日から受講者になれます。

「介護職員初任者研修の上位研修」と紹介されることが多い研修です。
そのため「先に初任者研修を修了していないとダメなのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。

初任者研修を修了していなくても、実務者研修から始められます。

学歴・年齢・実務経験の条件もなし

学歴や年齢、介護現場での実務経験も問われません。実際の受講者の顔ぶれもさまざまです。
転職を考えている会社員の方、子育てが一段落した方、定年後のセカンドキャリアを考えている方などが、同じ教室で学んでいます。

ただし、スクールによっては「16歳以上」のように独自の年齢条件を設けている場合があります。
これは国のルールではなくスクール側の運用ですので、申し込み前に各スクールの募集要項を確認しておくと安心です。

初任者研修を先に受けるべき?いきなり実務者研修でもOK

「初任者研修と実務者研修、どちらから受ければいい?」というのは、とてもよくある質問です。
結論からいうと、いきなり実務者研修から受講してもまったく問題ありません。

ただ、それぞれにメリットがあります。

  • いきなり実務者研修:一般的に、トータルの費用と時間を抑えやすい。介護福祉士を目指す方向け
  • 初任者研修から:基礎から段階的に学べる。まず介護の仕事が自分に合うか確かめたい方向け

初任者研修を修了していると、実務者研修の受講時間が450時間から320時間に短縮されます。
すでに初任者研修を修了している方は、その分短い期間・少ない費用で実務者研修を修了できるということです。

なお、両方の受講を考えている方には、初任者研修と実務者研修のセット割を用意しているスクールもあります。

そもそも実務者研修ってどんな研修?基本をおさらい

そもそも実務者研修ってどんな研修?基本をおさらい

実務者研修は、介護福祉士国家試験の受験に必須となる、全20科目・450時間の公的な研修です。

カリキュラムは全20科目・450時間

実務者研修は、厚生労働省が指定基準を定めている公的な研修です。
カリキュラムは全20科目・450時間(無資格の場合)で構成されています。

介護の基本から認知症・障害の理解、介護過程の展開まで、現場で必要な知識と技術を体系的に学びます。
「450時間」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、後述するとおり大部分は自宅学習でカバーできます。

保有資格によっては、受講時間が大幅に短縮されます。

介護福祉士国家試験を受けるために必須

実務者研修を受ける最大の理由が、介護福祉士国家試験の受験資格です。
実務経験を積んで介護福祉士を目指す「実務経験ルート」では、実務経験に加えて実務者研修の修了が必須とされています。

必要な実務経験は、従業期間3年(1,095日)以上かつ従事日数540日以上です(出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター)。実務経験が3年以上あっても、実務者研修を修了していなければ国家試験は受験できません。

▶ 関連記事:介護福祉士の受験資格

また、実務者研修を修了すると、訪問介護事業所の「サービス提供責任者」の要件も満たせます。
介護のキャリアを一段引き上げてくれる研修だと考えてよいでしょう。

医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)も学べる

実務者研修のカリキュラムには、医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)の講義と、シミュレーターを使った演習が含まれています。
医療ニーズの高い利用者が増えるなか、医療的ケアの基礎知識を学んでいることは現場で大きな強みになります。

▶ 関連記事:医療的ケアとは?

ここで1つ大切な注意点があります。実務者研修を修了しただけでは、実際に喀痰吸引や経管栄養を行うことはできません。業務として医療的ケアを行うには、次のステップが必要です。

  1. 実務者研修を修了する(喀痰吸引等研修の基本研修の一部が免除されます)
  2. 指導看護師の指導のもと、実地研修を別途受講する
  3. 都道府県に「認定特定行為業務従事者」として登録申請し、認定証の交付を受ける
  4. 勤務先の事業所が「登録特定行為事業者」として都道府県に登録している

この流れを経てはじめて、業務として喀痰吸引・経管栄養を実施できるようになります。

持っている資格で変わる!受講時間と期間の目安

持っている資格で変わる!受講時間と期間の目安

保有資格によって受講時間は450時間〜50時間まで短縮され、期間の目安は約6カ月〜約1カ月です。

実務者研修では、すでに修了している研修の内容が読み替え(免除)の対象になります。
厚生労働省の通知「実務者研修における『他研修等の修了認定』の留意点について」に基づく、保有資格別の受講時間は次のとおりです。

保有資格受講時間期間の目安
無資格450時間約6カ月
介護職員初任者研修320時間約2〜4カ月
ホームヘルパー2級320時間約2〜4カ月
ホームヘルパー1級95時間約1〜2カ月
介護職員基礎研修50時間約1カ月

無資格の場合(450時間・約6カ月)

無資格の方は全20科目・450時間をすべて受講します。期間の目安は約6カ月です。
「長い」と感じるかもしれませんが、通学が必要なのは一部の科目だけで、大部分は自宅学習で進められます。

初任者研修を修了している場合(320時間)

初任者研修(130時間)を修了している方は、その分が読み替えられ、受講時間は320時間になります。
スクールによっては約2カ月で修了できるコースもあります。

ホームヘルパー研修などを修了している場合

ホームヘルパー1級なら95時間、介護職員基礎研修なら50時間と、上位の研修を修了しているほど受講時間は短くなります。看護師・准看護師の資格をお持ちの方は、医療的ケアが免除されるなど、さらに短縮される場合があります。

お持ちの資格が免除対象になるかは、申し込み前にスクールへ確認しましょう。

申し込みから修了までの5つのステップ

申し込みから修了までの5つのステップ

実務者研修は「スクール選び→申し込み→自宅学習→スクーリング→修了評価」の5つのステップで修了できます。

ステップ1・2|スクールを選んで申し込む

最初のステップはスクール選びです。実務者研修は、都道府県の指定を受けた養成スクールで受講します。

受講するスクールの所在地に制限はありませんが、スクーリング(通学)があるため、自宅や職場から通いやすい教室を選ぶのがおすすめです。

スクールが決まったら、Webや電話で申し込みます。
初任者研修などの修了証をお持ちの方は、申し込み時に資格者証の写しの提出を求められるのが一般的です。

手元に修了証明書を用意しておくとスムーズです。

ステップ3・4|自宅学習とスクーリングを進める

受講が始まったら、まずはテキストや課題をもとに自宅学習を進めます。
介護過程Ⅲと医療的ケアの演習以外の科目は、通信学習が認められています。

仕事や家事のすきま時間を使って、自分のペースで学べる仕組みです。
課題はスクールの基準(正答率など)を満たせば合格です。

自宅学習と並行して、スクーリング(通学)に参加します。介護過程Ⅲでは、ほかの受講生とのグループワークを行います。アセスメントから計画・実施・評価までの一連の流れを、実践を通じて身につけていきます。

医療的ケアの演習では、シミュレーターを使って喀痰吸引・経管栄養の手技を学びます。

ステップ5|修了評価を受けて修了証明書をもらう

すべての課題とスクーリングを終えると、修了評価を受けます。
修了評価の方法はスクールによって異なりますが、目的は「落とすこと」ではなく「必要な知識・技術が身についたかを確認すること」です。

真面目に取り組んでいれば、過度に心配する必要はありません。

修了が認められると、全国で通用する修了証明書が発行されます。
介護福祉士国家試験の受験申し込みには、この修了証明書(または修了見込みの証明)が必要になります。

なお、介護福祉士国家試験の申し込みは例年8月上旬〜9月上旬です。
試験実施年度の3月31日までに実務者研修を修了する見込みであれば、「修了見込み」として受験を申し込めます。

無資格から始める場合は約6カ月かかるため、受験したい年の4月ごろまでに受講を始めるのが理想的なスケジュールです。

費用はどれくらい?負担を軽くできる3つの制度

費用はどれくらい?負担を軽くできる3つの制度

受講料はスクールと保有資格によって大きく異なりますが、給付金や支援制度を使えば負担を軽くできます。

実務者研修の受講料はスクールが独自に設定しており、保有資格によっても変わります。
無資格の場合、一般的に10万〜20万円程度といわれていますが、より受講しやすい価格で提供しているスクールもあります。

同じ「実務者研修」でも金額には幅があるため、複数のスクールの料金を比較してみましょう。
テキスト代や修了証明書の発行費用が受講料に含まれているかも、確認しておきたいポイントです。

▶ 関連記事:実務者研修の補助制度

そのうえで、次のような制度を使うと負担を軽くできる場合があります。

教育訓練給付金

雇用保険の教育訓練給付制度の指定講座であれば、受講修了後にハローワークへ申請することで、受講料の一部が支給されます。

支給額や対象になるかどうかは、講座の指定区分や雇用保険の被保険者期間などの条件によって異なります。
受講したい講座が指定を受けているかをスクールに確認しましょう。

あわせて、自分が支給対象になるかを、申し込み前にお近くのハローワークで確認しておくと確実です。

母子家庭・父子家庭向けの給付金

ひとり親家庭の方は、自治体の「自立支援教育訓練給付金」などにより、受講料の一部が支給される場合があります。
対象講座や支給額は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の窓口にお問い合わせください。

スクール独自の割引・キャンペーン

スクール側が独自の割引やキャンペーンを実施していることもあります。
たとえば初任者研修とのセット割や、系列事業所への就業を条件としたキャッシュバック制度などです。

条件や時期によって内容が変わるため、最新の情報は各スクールの公式サイトで確認しましょう。

働きながらでも大丈夫?両立できる3つの理由

働きながらでも大丈夫?両立できる3つの理由

実務者研修は通信+通学の仕組みと振替制度のおかげで、働きながらでも十分修了を目指せます。

通学日数が少ないから続けやすい

実務者研修で通学が必要なのは、介護過程Ⅲと医療的ケアの演習などに限られます。
通学日数を最短7日程度に設定しているスクールもあるほどです。

それ以外は自宅学習のため、夜勤明けの日中や休日のすきま時間など、自分の生活リズムに合わせて学習を進められます。

振替制度があるから急なシフト変更も安心

「申し込んだのはいいけど、急な仕事や子どもの体調不良で通学日に行けなくなったら…」。
そんな不安は、振替制度のあるスクールを選ぶことで解消できます。

振替受講が無料のスクールなら、欠席が即「修了できない」につながることはありません。
振替の回数や費用、別コース・別教室への振替可否はスクールによって異なります。

申し込み前のチェックポイントとして覚えておきましょう。

土日コース・夜間コースという選択肢も

平日は仕事でどうしても通えないという方には、土日コースを開講しているスクールがあります。
さらに、仕事終わりの時間帯に受講できる夜間コースを設けているスクールもあります。

「平日日中に通えないから無理」とあきらめる前に、自分のシフトに合うコースがないか探してみてください。

実務者研修を受けるなら土屋ケアカレッジへ

実務者研修を受けるなら土屋ケアカレッジへ

土屋ケアカレッジの実務者研修は、現場経験豊富な講師陣・無料の振替受講・全国の教室で、働きながらの修了をサポートします。

ここまで実務者研修の受け方を紹介してきましたが、最後に私たち土屋ケアカレッジの実務者研修についてもご紹介させてください。

現場経験豊富な講師から学べる

土屋ケアカレッジは、全国で重度訪問介護を展開する株式会社土屋を母体とする介護スクールです。
講師陣には介護現場や医療現場での経験を持つ専門職が在籍しています。

テキストの知識だけでなく、現場のリアルな実践知を交えた授業が受けられるのが特長です。
少人数制で、一人ひとりに丁寧に対応できる体制を整えています。

振替受講は何度でも無料。働きながらでも続けやすい

やむを得ず通学日に出席できなくなった場合も、別コース・別教室への振替受講に何度でも無料で対応しています(※振替先の空席状況や日程により、ご希望に沿えない場合があります)。

自宅学習+通学のカリキュラムとあわせて、仕事や子育てと両立しながら修了を目指せる環境です。
一部の教室では、仕事終わりに受講できる夜間コースも開講しています。

全国の教室で受講できる

土屋ケアカレッジは全国に教室を展開しています。
お近くの教室や最新の開講スケジュールは、公式サイトの教室案内ページでご確認いただけます。

教育訓練給付金制度の対象講座ですので、条件を満たす方は受講料の負担を抑えることも可能です。

実務者研修についてよくある質問

実務者研修についてよくある質問

失業中でも実務者研修を受けられますか?

はい、受けられます。スクールへの申し込みは就業状況を問いません。
また、ハローワークの職業訓練(ハロートレーニング)として開講される実務者研修もあり、対象となる方は費用の負担を抑えて受講できる場合があります。
ただし職業訓練は開講地域や時期が限られ、選考があるなど、スクールへの直接申し込みとは仕組みが異なります。詳しくはお近くのハローワークにお問い合わせください。

修了評価に落ちたらどうなりますか?

多くのスクールでは補講や再試験の仕組みを用意しており、一度うまくいかなくても修了の道が閉ざされるわけではありません。修了評価は理解度を確認するためのものです。
課題とスクーリングに真面目に取り組んでいれば、過度に心配する必要はありません。
再試験の条件や費用はスクールによって異なるため、申し込み前に確認しておくと安心です。

実務者研修を修了していなくても、介護の仕事はできますか?

はい、無資格で働ける介護の求人もあります。
ただし、訪問介護の一部業務など、職種や求人によっては研修の修了が条件となる場合があります。
また、実務経験ルートで介護福祉士を目指す場合は、実務者研修の修了が必須です。
介護の仕事を長く続けたい方は、早めの受講をおすすめします。

まとめ|実務者研修を受けるには、まず資料請求から始めよう

まとめ|実務者研修を受けるには、まず資料請求から始めよう

実務者研修を受けるために、特別な条件は必要ありません。
無資格・未経験からでも始められ、通信+通学の仕組みと振替制度を活用すれば、働きながらでも修了を目指せます。

迷っているなら、まずは気になるスクールの資料請求から始めてみませんか。受講時間・費用・通えるコースは、保有資格や教室によって異なります。

資料で具体的なイメージをつかむことが、着実な第一歩になります。
介護福祉士という目標から逆算すると、実務者研修は早く始めるほど選択肢が広がります。

あなたの一歩を、土屋ケアカレッジも全力で応援します。

無資格・働きながらでも、ここから始められる

実務者研修の第一歩は、
土屋ケアカレッジで踏み出しませんか?

土屋ケアカレッジの実務者研修は、自宅学習+通学のカリキュラム。現場経験豊富な講師陣の少人数制授業と、急なシフト変更にも何度でも無料で対応できる振替制度で、働きながらの修了を全国の教室でサポートします。保有資格別の受講時間・最新の開講スケジュールは、コース詳細ページでご確認いただけます。

こんな方におすすめです

  • 無資格・未経験から介護の仕事を始めたい方
  • 働きながら介護福祉士を目指したい方
  • シフト勤務でも通いきれるか不安な方
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