実務者研修を受講(取得)するためには、「資格スクール」で学ぶ必要があります。
資格スクールは様々な企業によって運営されており、それぞれのサービスには違いがあります。受講費用はもちろん、スクールまでの通いやすさやオンライン授業の有無など、事前にチェックしておきたい項目がいくつかあります。
そこで今回は、実務者研修を受けたいという方に向けて、資格スクール選びのチェックリストをご紹介します。
資格スクール選びの参考にしてみて下さい。
実務者研修は何をするの?
実務者研修(介護福祉士実務者研修)は、介護士としてのスキルアップや実践力の向上を目的とした研修です。
実務者研修そのものが一種の資格として機能しており、実務経験ルートで介護福祉士の国家資格を目指す方には必須の研修でもあります。
実務者研修では、介護福祉に関する法律や政策、介護技術、コミュニケーションなどに関する理論や実践的なスキルを学ぶことができるため、介護士としてのキャリアアップはもちろん、介護事業所の運営などに携わっていきたいという方にもおすすめの研修プログラムです。
実務者研修の正式名称
実務者研修の正式名称は「介護福祉士実務者研修」です。
従来まで、介護職員基礎研修やホームヘルパー1級などの資格(研修)が存在していましたが、2013年度(平成25年度)より、実務者研修(介護福祉士実務者研修)として統一されています。
実務者研修は有効期限なしの資格
介護福祉士実務者研修には有効期限は設けられていません。
介護福祉士国家試験のために実務者研修を受講する場合であっても、「実務者研修修了後、◯年以内に介護福祉士に合格しないといけない」というルールは存在しませんので、お一人おひとりに合ったタイミングで受講していただくのがおすすめです。※今後制度が変わる可能性もあります
介護福祉士国家試験の受講タイミングで実務者研修を受けるという方もいらっしゃいますが、国試の勉強や準備などにも膨大な時間が必要になりますので、余裕をもって実務者研修の受講スケジュールを組んでおきましょう。
実務者研修を取得(修了)するためには、無資格者の場合は時間換算で450時間、期間でいうと約6ヶ月の学習期間が必要になります。
実務経験ルートの場合、実務者研修を取得しなければ介護福祉士国家試験の受験資格を得ることもできませんので、介護福祉士の国家資格取得を狙う方は、早めに実務者研修を受講していただき、介護福祉士国家試験に備えることがおすすめです。
実務者研修の資格取得スクールとは?
実務者研修を受講するためには、資格取得スクールに申し込む必要があります。
資格取得スクールは様々な企業が運営しており、受講費用やサービス内容に違いがあります。実務者研修を受講するにあたって、受講費用が安いことはとても重要ですが、費用だけでスクールを選んでしまうと、後々後悔する可能性もあります。
費用面を含めて、スクール選びのポイントを解説していきます。
基本的に、スクールによる学習内容に違いはありません。
厚生労働省によってカリキュラムが決められていますので、学習内容自体はどのスクールも同じです。
介護福祉士実務者研修のカリキュラム
介護福祉士実務者研修では、以下の20科目に関して、それぞれに学習時間が設定されています。
無資格者(初任者研修を受けていない人)の場合、「合計450時間」の学習が必要になります。
- 人間の尊厳と自立 5時間
- 社会の理解Ⅰ 5時間
- 社会の理解Ⅱ 30時間
- 介護の基本Ⅰ 10時間
- 介護の基本Ⅱ 20時間
- コミュニケーション技術 20時間
- 生活支援技術Ⅰ 20時間
- 生活支援技術Ⅱ 30時間
- 発達と老化の理解Ⅰ 10時間
- 発達と老化の理解Ⅱ 20時間
- 認知症の理解Ⅰ 10時間
- 認知症の理解Ⅱ 20時間
- 障害の理解Ⅰ 10時間
- 障害の理解Ⅱ 20時間
- こころとからだのしくみⅠ 20時間
- こころとからだのしくみⅡ 60時間
- 介護過程Ⅰ 20時間
- 介護過程Ⅱ 25時間
- 介護過程Ⅲ(通学) 45時間
- 医療的ケア 50時間
スクール選びのポイント
学習内容やカリキュラムに違いはないとはいえ、資格スクールそれぞれに特性があります。
自分に合ったスクールや、「このサービスはいいな」と感じたスクールを選択することで、勉強のモチベーションを保ち、効率的に学習を進めることが可能になります。
受講費用をチェック
まずは何よりも受講費用です。
カリキュラムは同じでも、受講費用は資格スクールによって“まちまち”です。
しかし、「とにかく安いスクール」には注意が必要です。
激安系の資格スクールでは、教育体制やサポート体制が整っていないことも多く、「途中で諦めてしまう人」もたくさんいます。
「せっかく受講費用を払ったのに、実務者研修の資格が取れなかった」となってしまっては最悪です。
そうならないためにも、費用はもちろん、「しっかりと資格取得まで面倒をみてくれるスクール」を選ぶことが大切です。
キャンペーンを賢く活用しましょう
資格取得費用を安くする方法として、「キャンペーンを活用する」のが効果的です。
キャンペーンを利用することで、「人気スクール」や「大手スクール」のカリキュラムを、格安で受講することが可能になります。
例えば、大手資格スクール「土屋ケアカレッジ」では、定期的にキャンペーンを行っており、約50%オフの価格で人気スクールを受講することも可能です。
【土屋ケアカレッジ:実務者研修秋の期間限定のキャンペーン】
無資格 132,000円 → 70,000円
ホームヘルパー2級(初任者研修) 96,000円 → 60,000円
ホームヘルパー1級 70,400円 → 50,000円
介護職員基礎研修修了 36,000円 → 30,000円
教育者(先生)の質がとても重要
資格スクールは「スクール」ですので、教育者である先生の質がとても重要になります。
わかりにくい先生や話が聞き取りにくい先生の授業は受けたくありませんよね。
資格取得まで勉強を継続するためには、先生の質などにも注目する必要があります。
通信教育・オンライン学習が可能なスクールがおすすめ
資格スクールを選ぶ際には、通信教育やオンライン教育体制が整っているスクールがおすすめです。
働きながら毎日スクールに通うというのはなかなか大変です。
しかし、通信やオンライン授業が可能なスクールであれば、自宅や職場などでも学習を進めることができるため、短期間で実務者研修を取得することも可能です。
質疑応答体制が整っているスクールがおすすめ
学習を進めていると、自分だけでは分からない(理解できない)問題が必ず出てきます。
テキストを読むだけでは分からない場合、「質問ができる」ということがとても重要になります。
資格スクールによっては、質疑応答サービスがついていたり、オンラインで質問できるサービスを行っていることもあります。
自分一人で学習を進めるのが不安という方は、質疑応答のサポートがあるスクールを選ぶのがおすすめです。
自習室などのサービスもチェック
「自習室」などのサポートが充実しているスクールもおすすめです。
介護職として働きながら実務者研修を取得する場合、「学習環境の確保」がとても重要になります。
図書館やカフェを活用するのも効果的ですが、スクールが提供している自習室を活用することで、「すぐに分からない部分を質問できる」、「一緒に学ぶ仲間が増える」などのメリットもあります。
特に、仲間とのつながりを作り、情報交換を行うことで、今後のキャリアや事業所選びにも大きなメリットが生まれる可能性があります。
スクールを選ぶ際には、「自習室などのサービスがあるかどうか」を事前に確認しておきましょう。
【お得情報】
受講費用を負担してくれる事業所選びをしましょう
「受講費用を負担してくれる介護事業所で働く」ことで、実質無料で実務者研修の資格が取得可能です。
資格スクールの中には、土屋ケアカレッジのように、「介護事業所運営」も行っている企業があります。
このような企業の場合、条件を満たすことで、「実質無料」で実務者研修などの資格取得も可能になります。
株式会社土屋では、実務者研修だけではなく、介護福祉士国家試験取得までサポートする体制が整っておりますので、「自己負担を抑えて」、「会社のバックアップを受けながら」、介護福祉士国家試験の合格を目指したい方には特におすすめです。
また、株式会社土屋のように、「資格学習者を支援できる事業所」であれば、「勤務の調整」や「学習時間確保」などのサポートも受けられます。
実務者研修を受けたいという方は、今回ご紹介した、「資格スクール選びのポイント」をチェックしながら、「学習支援体制が整っている介護事業所選び」も検討するのがおすすめです。
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